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PH-386
クリフォード・スティル

© 2019 Clyfford Still / ARS, New York / JASPAR, Tokyo E4100
せつめい
横はばが4メートルちかい、きょ大な作品です。あざやかな黄色の中を、グレーや青い色がひびわれのように走り、おたがいにせめぎ合っています。まるできょうれつな太陽の光にてらされた、アメリカ西部の荒野のあらあらしい岩はだと、そこをとおりすぎるはてしない時のながれを見ているかのようです。スティルさんは20世紀なかばのアメリカ美術を代表する画家のひとりで、下ぬりをしていないきょ大なカンヴァスに、ペインティングナイフでひっかくように絵の具をぬりつけて、アメリカのスケールの大きい大地を思わせる作品を描きました。タイトルはただの番号ですが、これは見る人がかんたんに作品のいみをわかったつもりにならないでほしいからだそうです。
さくひんデータ
1955年年
カンヴァスぬのに油絵のぐ
たて287.0×よこ393.7センチ