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聖堂(みどう)
志村ふくみ(しむらふくみ)
せつめい
近江八幡市に生まれて京都でかつやくしている志村ふくみさんは、カイコのまゆをつぶして作ったつむぎ糸で布をおる、つむぎおりの作家です。さまざまな草や木でそめた糸を、たてとよこに組み合わせて、きものの上にさまざまなもようを作り上げます。このきものは、志村さんがイタリアを旅行した時に教会で見た、うすぐらいへやの中にたくさんのロウソクがならび、人々がいのっているふんいきを表したものです。アイというしょくぶつでそめたうすい青、こい青の糸がたくみに組み合わさって、ならんだロウソクのゆれる炎と、おごそかなふんいきを見事に表しています。
さくひんデータ
1989年(平成元年)
植物でそめた きぬの糸・つむぎおり
身丈163.5×裄丈68.0センチ