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しぐれ来る瀞峡(しぐれくるどろきょう)
山元春挙(やまもとしゅんきょ)
せつめい
けわしいがけにかこまれた、すいこまれそうに深く美しい、青みどり色の水をたたえた川のけしきです。ちかくのけしきはあざやかな色なのに、とおくの木々ははい色にけぶっていて、雨がふっていることがわかります。手前にある小さな岩には小鳥(キセキレイ)がとまっており、それとくらべることでがけの大きさをきわだたせています。ここは三重・奈良・和歌山の三県にまたがる瀞峡という谷で、作者の山元春挙さんは1927年(昭和2年)に写生旅行でここをおとずれました。はく力のある、人をよせつけない高い山や広大な海のけしきをとくいとした、春挙さんの代表作の一つです。
さくひんデータ
1931年(昭和6年)
きぬのぬのに日本画の絵のぐ
たて185.0×よこ100.0センチ