3/29
本日閉館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

本日閉館
3/29

フリーワードで検索

ホーム > さくひんしょうかい >

しぐれ来る瀞峡(しぐれくるどろきょう)

山元春挙(やまもとしゅんきょ)

せつめい

けわしいがけにかこまれた、すいこまれそうにふかうつしい、あおみどりいろみずをたたえたかわのけしきです。ちかくのけしきはあざやかないろなのに、とおくの木々きぎははいいろにけぶっていて、あめがふっていることがわかります。手前てまえにあるちいさないわには小鳥ことり(キセキレイ)がとまっており、それとくらべることでがけのおおきさをきわだたせています。ここは三重みえ奈良なら和歌山わかやま三県さんけんにまたがる瀞峡どろきょうというたにで、作者さくしゃ山元春挙やまもとしゅんきょさんは1927ねん昭和しょうわねん)に写生旅行しゃせいりょこうでここをおとずれました。はくりょくのある、ひとをよせつけないたかやま広大こうだいうみのけしきをとくいとした、春挙しゅんきょさんの代表作だいひょうさくひとつです。

さくひんデータ

1931ねん昭和しょうわ6ねん
きぬのぬのに日本画にほんがのぐ
たて185.0×よこ100.0センチ