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本日開館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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梅干

野口謙蔵(1901-1944)

作品解説

梅干作りの過程として、7月下旬〜8月上旬頃に、塩漬けされた梅を日光にさらして干す「土用干し」の一場面です。全体的に明るく鮮やかな色調は、さんさんと降り注ぐ夏の強い日差しを思わせ、3人の少女が佇む庭先では、ムシロの上にたくさんの梅が並べられています。作者の野口謙蔵は滋賀県蒲生郡(現・東近江市)に生まれ、東京美術学校西洋画科に学びました。当時の洋画家たちは欧米への憧れが強く、多くが海外留学を目指しましたが、謙蔵は美術学校を卒業すると故郷に戻り、生涯を通じて愛する蒲生野の風景を描き続けました。

作品データ

1929年(昭和4年)
油彩・カンヴァス
160.5×129.0㎝