かわる かかわるミュージアム

ミッションステートメント(使命と行動指針)

「かわる、かかわるミュージアム」としてのミッションステートメント

私たち滋賀県立美術館は、1984年に滋賀県立近代美術館として開館しました。
収蔵点数は2020年3月現在で1,786件と県立の美術館としては比較的小さい規模ではありますが、日本画家の小倉遊亀や染織家の志村ふくみのコレクションは国内随一を誇っています。また、マーク・ロスコやロバート・ラウシェンバーグなど、いわゆる戦後アメリカ美術を代表する作家の良作を収蔵していることでも知られていますし、2016年からは、アール・ブリュットの作品の収集もスタートさせました。教育普及活動でも、開館当初から実施しているワークショップやアートゲームを用いた鑑賞教育などの先進的な取り組みは、全国に誇れるものです。
改修工事のための一時休館を経て、2021年6 月に再開館するにあたり、私たちは「かわる、かかわる」をコンセプトに歩みだします。まず、私たちは時代や傾向を限定することになる「近代」を、館名から外します。今日の美術館のミッションは、「人がつくった様々なものに触れることを通じて、社会や環境の多様性をより深く感じられる場をつくること」にあると考えるからです。滋賀県立美術館は、そのミッションを実践していくために以下のことを行っていきます。

創造(Creation)と問いかけ(Ask)

滋賀を中心にして、障害のあるなしに関係なく、また、ジェンダーバランスにも留意しながら、創造の場を支えます。その上で、「アートって、人間にとってなんなんだろうか」という問いを考えたくなるような展示を実施するとともに、これまで以上にユニークなコレクションをつくりあげていきます。

地域(Local)と学び(Learning)

「滋賀っておもしろい!」と皆が言いたくなるように、県内の個人や企業・団体の協力を得ながら、地域の多様な魅力をリサーチして広く発信します。また、県民を中心に、子どもから大人まで、ビギナーから学者まで、ユニバーサルの理念のもとに、一人ひとりの学びに貢献するプログラムを実施します。

これら「創造(Creation)」「問いかけ(Ask)」「地域(Local)「学び(Learning)」の4つ(CALL)を軸にすることで、滋賀県立美術館は、これからますます変動していく社会に対しても、柔軟にかわりながらかかわり続けることができるはずです。そして、この「つねにフレッシュなミュージアム」というモデルを滋賀から発信し、今後の展開へと結びつけたいと考えています。

新VI (ビジュアル・アイデンティティ)

これからの美術館を表現する

美術館の大きな屋根のような三角を組み合わせ、「M」「S」のかたちをつくり、地域や現場にとびこみ、とびたっていく様子をかたちに表現しました。様々な人と手をとり、広くコミュニケーションをとっていく姿を表しています。

VI、グラフィックサイン計画 UMA/design farm

メインビジュアル

滋賀の美しさに改めて出会う

滋賀県出身の写真家 川内倫子さんに撮影いただきメインビジュアルに使用しています。生まれ変わる美術館のイメージをもとに、植物、鳥、湖など自然の中にある、小さくも健気な生命の存在を感じさせる写真は、滋賀県内の様々な場所で撮影されました(左は醒井の梅花藻)。
「はじめまして、滋賀県立美術館です。」というコピーは、ディレクター自らによるものです。

メインビジュアルデザイン UMA/design farm

ウェルカムゾーンの デザイン・什器等の紹介

ウェルカムゾーンにはカフェ&ショップを用意しました。2階には、キッズスペースそして授乳室のあるファミリールームを新設。また、ベンチが回廊や展示室にも置かれ、 これまでよりもずっと居心地のよい美術館になりました。照明やベンチ、カフェ&ショップのタイル、案内サインには、信楽を拠点にするNOTA&designが特注で製作した信楽焼を使用し、滋賀のものづくりを館内のさまざまなところで感じられる構成になっています。

デザイン統括、内装設計 graf
サインデザイン UMA/design farm

デザインチーム

デザイン統括、設計、広報

graf

大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、コミュニティデザイン、カフェの運営や食や音楽のイベント運営に至るまで暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。 地域のブランディングなど新たな活動領域を開拓している。 2020年、オフィスを改装した宿泊できるオルタナティブスペース「graf porch」をオープン。

www.graf-d3.com

大阪を拠点に家具の製造・販売、グラフィックデザイン、スペースデザイン、プロダクトデザイン、コミュニティデザイン、カフェの運営や食や音楽のイベント運営に至るまで暮らしにまつわる様々な要素をものづくりから考え実践するクリエイティブユニット。 地域のブランディングなど新たな活動領域を開拓している。 2020年、オフィスを改装した宿泊できるオルタナティブスペース「graf porch」をオープン。

www.graf-d3.com

グラフィック、サイン計画

UMA/desing farm

2007年、原田祐馬により設立。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。現在のメンバーは、原田祐馬、山副佳祐、西野亮介、津田祐果、平川かな江、岸木麻理子、高橋めぐみ、田中千晶の8人。受賞歴はグッドデザイン賞2016・金賞、日本サインデザイン賞最優秀賞、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク、CSデザイン賞準グランプリなど。

http://umamu.jp

2007年、原田祐馬により設立。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。「ともに考え、ともにつくる」を大切に、対話と実験を繰り返すデザインを実践。現在のメンバーは、原田祐馬、山副佳祐、西野亮介、津田祐果、平川かな江、岸木麻理子、高橋めぐみ、田中千晶の8人。受賞歴はグッドデザイン賞2016・金賞、日本サインデザイン賞最優秀賞、日本タイポグラフィ年鑑ベストワーク、CSデザイン賞準グランプリなど。

http://umamu.jp

webディレクション、制作

石黒宇宙(gm projects)

2005年からgrafのアート、音楽、カルチャー全般を扱う部署graf media gmに所属。株式会社bluemarkでのインターンを経て、現在はgm projectsに所属、ウェブサイトのディレクション、デザイン、制作を中心に活動。近年手掛けたプロジェクトはヴァンジ彫刻庭園美術館、ベルナールビュフェ美術館、kudos、蓮沼執太フィル、NEWSANDO、無形にふれる(POLA伝統文化振興財団40周年記念展覧会)など。

https://gmprojects.jp

2005年からgrafのアート、音楽、カルチャー全般を扱う部署graf media gmに所属。株式会社bluemarkでのインターンを経て、現在はgm projectsに所属、ウェブサイトのディレクション、デザイン、制作を中心に活動。近年手掛けたプロジェクトはヴァンジ彫刻庭園美術館、ベルナールビュフェ美術館、kudos、蓮沼執太フィル、NEWSANDO、無形にふれる(POLA伝統文化振興財団40周年記念展覧会)など。

https://gmprojects.jp

開館にむけて

かわる かかわるミュージアム

ますます変動していく社会に対して、柔軟にかわりながらかかわり続ける美術館の姿を実感していただき、来館者も能動的にかかわり始め、美術館と来館者の間のコミュニケーションが変わっていくことを目指します。

滋賀県立美術館PV

美術館のリニューアルに際して、新しくなった内装や什器、サイン計画を伝えるためにアニメーション映像を制作しました。

滋賀県美メンバーズ

美術館に何度も足を運び、気軽に楽しんでいただけるよう、お得な年間パス会員制度「滋賀県美メンバーズ」を新たに始めます。

改修工事の概要紹介

安全対策や展示環境、来館者の利便性等の面で、現代の美術館に求められる水準に向上させる必要があることから、それらに対応する施設・設備の改修工事等の整備を行いました。