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常設展
小倉遊亀コーナー「親しきものを描く」
会期 2025年3月25日(火)〜6月15日(日)
開催概要
小倉遊亀の作品には、作者にとってその身辺に存在する事物をテーマに描かれたものが少なくありません。
例えば、学校教員として働いていた時期に出会った子供たちの姿や身近に接する機会のあった幼い姉妹、ともに切磋琢磨し合う絵の仲間たち、日々信心を忘れることのない仏の姿、そして自宅の庭に咲く花や食卓を彩る果物など、日常の暮らしのなかで見出すことができる親しいものを感性豊かに捉え、作品に反映させています。
遊亀がこのような画題に取り組んだ理由としては、まずその画業の初期の頃、画家と教員の仕事を両立させながら活動していたことが挙げられます。多忙な毎日のなか、身近にある親しみ深いモチーフを主題に捉え、わずかな時間を見つけながら制作に取り組むのが遊亀のスタイルでした。しかし画家として画業に専念するようになってからも、遊亀の視線は自身の周囲の親しいものに注がれ続けます。それは「物みな仏」(※)という遊亀の言葉にも表れているように、日常的な親しいものの中にこそ画家として真摯に向き合うべきテーマがあるとする遊亀の姿勢が貫かれた結果と言えます。
本展では、遊亀が愛情を注いで描いた「親しいもの」たちをご紹介します。
※小倉遊亀『画室のうちそと』読売新聞社 1984年、203頁
- 会期
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2025年3月25日(火)〜6月15日(日)
- 休館日
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毎週月曜日(ただし休日の場合には開館し、翌平日休館)、展示替えに伴う臨時休館あり
- 開館時間
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9:30-17:00(入場は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 展示室1
- 観覧料
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一般/570円(460円)
大学生/340円(280円)※高校生以下、18歳未満、県内居住の65歳以上、身体障害者手帳等をお持ちの方とその介助者は無料
◎( )は20名以上の団体料金
◎常設展のチケットで展示室1、小倉遊亀コーナー、展示室2を観覧可
◎毎週日曜日は「木の家専門店 谷口工務店フリーサンデー」
常設展示をどなたでも無料で観覧いただけます
- 作品リスト
- 主催
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滋賀県立美術館