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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

ボロフスキー展

会期 1987年07月14日~1987年08月30日

開催概要

1980年代を代表するアメリカ人作家ジョナサン・ボロフスキーの日本で初めての回顧展で、当館と東京都美術館、朝日新聞社の三者の共同企画として開催された。ボロフスキーは自分の見た夢や、新聞の報道写真、雑誌の広告などから得た様々な人間像を絵にし、そのイメージを更に立体作品へと発展させるが、展覧会の空間に解き放たれた人間像は、作家自身の姿であるとともに、彼と同時代を生きる私たち自身の姿でもある。
展覧会には初期の作品から最新作までを含む、絵画、彫刻、素描、オブジェ、ビデオなど70点余が出品されたが、展示にはボロフスキー自身が4名の助手とともに来日し、その構成と新作の制作を行った。

会場

企画展示室1・2、ギャラリー、エントランスロビー、回廊、その他館内各所

観覧者数

26,454人 (一日平均 630人、一日最高 2,210人)

関連行事

○講演会 「私の作品」
昭和62年7月18日(土)  於:講堂
講師:ジョナサン・ボロフスキー(通訳:谷里香)
○講演会 「ジョナサン・ボロフスキーの芸術」
昭和62年8月2日(日)  於:講堂
講師:安斎重男(写真家)
○親子鑑賞会
昭和62年7月29日(水)・8月19日(水)  於:講堂
講師:小林昌夫、平田健生(当館学芸員)

図録(共通版)

280×220mm、120ページ(カラー作品・参考図版44点、モノクロ作品・参考図版38点)
編集:真室佳武、斎藤泰嘉、乙葉哲(東京都美術館)、小林昌夫(滋賀県立近代美術館)、
尾野正晴(国立国際美術館)、帯金章郎(朝日新聞社)
内容:○論文 「ジョナサン・ボロフスキー」 リチャード・マーシャル、
「この男はペース・ダウンできるのか?(2,405,312)」 ジャン=クリストフ・アマン
○エッセイ:「ボロフスキーとミニマル、コンセプチュアル・アート」 帯金章郎、「ボロフスキーと主題」
尾野正晴、「『オズの魔法使い』とボロフ スキー」 斎藤泰嘉、「JB/インスタレーション/
インスピレーション」 小林昌夫
○年譜  ○展覧会歴、文献―日本における 金子寛編  ○展覧会歴、文献 (英文)

新聞関連記事

朝日新聞 昭和62年7月12日(朝刊)  「ひと:ジョナサン・ボロフスキーさん」 吉村良夫
読売新聞 昭和62年7月23日(朝刊)  展評 安黒正流
読売新聞 昭和62年7月25日(朝刊)  「ボロフスキー展」 小林昌夫

サンケイ新聞 昭和62年7月27日(朝刊)  展評 早瀬廣美
毎日新聞 昭和62年7月30日(夕刊)  展評 山村 悟
京都新聞 昭和62年8月1日(朝刊)  「美術・ボロフスキー展によせて」 村岡三郎、尾野正晴
朝日新聞 昭和62年8月6日~16日(朝刊)
「夢空間:ボロフスキー展より」 (10回連載) 平田健生、小林昌夫
京都新聞 昭和62年9月19日(朝刊)  「美術:ボロフスキー現象余聞」 太田垣實

主催

滋賀県立近代美術館、朝日新聞社

後援

アメリカ大使館

協賛

富士通株式会社

協力

日米友好基金、株式会社富士通ゼネラル