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企画展
パスキンとエコール・ド・パリ 巴里の詩 -北海道立近代美術館所蔵品による-
会期 1988年05月21日~1988年06月26日
開催概要
今日「エコール・ド・パリ」の名で知られる画家の多くは、今世紀初頭、「芸術の都」パリに憧れ、世界各地からパリに集った異邦の画家である。彼らは、モンマルトルやモンパルナス界隈に住み、孤独と貧困、望郷の思いに悩まされながらも、パリの自由な生活を謳歌し、カフェやキャバレーで芸術談議を繰り広げ、絵画制作に没頭した。彼らはフォーヴィスムやキュビスムなどの前衛的な絵画運動から刺激を受けながら、それぞれ自己の気質に合った表現様式を探求し、哀愁に彩られた個性豊かな作品を世に送り出した。
本展はエコール・ド・パリの画家のコレクションで名高い、北海道立近代美術館の所蔵作品の中から、ジュル・パスキンの油彩・水彩・素描・版画84点、シャガ-ル、エルミーヌ・ダヴィッド、ドラン、ヴァン・ドンゲン、藤田嗣治、キスリング、ペール・クローグ、ローランサン、ロート、スーチン、ヴラマンク、それにパスキンと親交のあったアメリカの画家国吉康雄らの作品46点により、今世紀前半のパリの芸術活動の一端を紹介しようとするものであった。
なおこの展覧会は、福島県立美術館を巡回した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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10,997人 (一日平均 344人、一日最高 998人)
- 関連行事
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○講演会 「モンパルナスの若き群像」
昭和63年5月29日(日) 於:講堂
講師:鈴木正實(北海道立近代美術館学芸第一課長)
○日曜美術鑑賞会 「パスキンとエコール・ド・パリ展」
昭和63年6月12日(日) 於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)
- 図録(共通版)
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240×215mm、114ページ(カラー作品図版38点、モノクロ作品図版93点)
編集:福島県立美術館、滋賀県立近代美術館
発行:読売新聞社、美術館連絡協議会
執筆:伊藤匡、岡部幹彦、久慈伸一、早川博明、村田真宏、占部敏子、安田篤生
内容:○論文:「モンパルナスの画家たち」 柴勤
○作家解説 ○鑑賞の手引き ○年譜 ○参考文献
- 新聞関連記事
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読売新聞 昭和63年5月17日~6月5日(朝刊・滋賀版)
「パスキンとエコール・ド・パリ 巴里の詩から」 (15回連載) 占部敏子
読売新聞 昭和63年5月21日(朝刊) 「パスキンとエコール・ド・パリ展」 占部敏子
- 主催
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賀県立近代美術館、読売新開大阪本社、読売テレビ、美術館連絡協議会
- 協賛
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花王株式会社