フリーワードで検索
よく検索されるページ
サージェント展
開催概要
ジョン・シンガ-・サージェント(1856-1925)は、19世紀末から今世紀前半にかけて、欧米で絶大な人気を誇った肖像画家で、水彩画の名手としても知られている。サージェントは、国籍上はアメリカ人だが、イタリアのフィレンツェに生まれ、パリでカロリュス=デュランに師事した。またモネと親交を結び、その影響を受ける一方、ヴェラスケスやフランス・ハルスなど過去の巨匠の画風も学び、都会的なエレガンスの漂う華麗な肖像画のスタイルを確立し、社交界に集う紳士淑女や詩人、画家、音楽家、政治家など多彩な顔ぶれの肖像画を描いて一世を風靡した。また風景画、風俗画のジャンルでも数々の傑作を残している。
本展は、サージェントが最も得意とした肖像画と油彩、水彩による風景画や風俗画に、ボストン美術館の内部装飾のための油彩スケッチ3点、彫刻2点を加え、合計83点の作品を展示し、日本で比較的なじみの薄いサージェントの幅広い画業を紹介した。なおこの展覧会は、新宿・伊勢丹美術館、山口県立美術館、熊本県立美術館を巡回した。
- 会場
-
企画展示室1・2
- 観覧者数
-
14,375人 (一日平均 553人、一日最高 2,195人)
- 関連行事
-
○講演会 「サージェントと近代美術」
平成元年5月21日(日) 於:講堂
講師 岡部昌幸(帝京大学講師)
○日曜美術鑑賞会 「サージェントについて」
平成元年5月14日(日) 於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)
- 図録(共通版)
-
280×225mm、192ページ(カラー作品図版90点、モノクロ参考図版50点)
編集・発行:読売新聞社
内容:○論文:「ジョン・シンガー・サージェント:アメリカのコスモポリタン」 デニス・サットン、
「サージェント:印象主義と審美主義の間で」 千足伸行、
「ジョン・シンガー・サージェントと岡倉天心」 岡部昌幸 他
○年譜 ○参考文献抄
- 新聞関連記事
-
読売新聞 平成元年5月4日(朝刊) 「絶賛の肖像画サージェント」 占部敏子
平成元年5月10日~6月8日(朝刊・滋賀版)
「肖像と水彩サージェント展」 (15回連載) 占部敏子
京都新聞 平成元年5月27日(朝刊) 展評 太田垣實
- 主催
-
滋賀県立近代美術館、読売新開大阪本社、読売テレビ、美術館連絡協議会
- 後援
-
外務省、文化庁、アメリカ大使館、ブリティッシュ・カウンシル
- 協賛
-
花王株式会社
- 協力
-
日本航空