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企画展
名作に見る世界の子供たち
会期 1990年02月17日~1990年03月25日
開催概要
どこの国でも、いつの時代でも、子供たちの姿は可愛いものである。なにげない表情やしぐさの中にも、見る人の目をひきつけて離さない魅力がある。この展覧会は、国内外の著名芸術家たち82人が子供たちの姿を題材に制作した、洋画・日本画・版画・童画・彫刻など109点を集めて展示し、無垢な心と生命の輝きに満ちた子供たちの姿を芸術家たちがどのように追求し、表現したかを紹介するものであった。
出品作家はブーグロー、ドニ、ローランサン、ブールデル等の海外作家をはじめ、久米桂一郎、中村彝、安井曽太郎等の洋画家、下村観山、片岡球子、高山辰雄等の日本画家、舟越保武、佐藤忠良等の彫刻家、それにいわさきちひろ等の童画家など、実に多岐にわたった。会期が春休みと重なっていたこともあって、会場には子供連れの来館者が多くみられ、家族の語らいの場としても、また子供たちのための美術入門の場としても、充分な役割を果たせた展覧会であった。
なおこの展覧会は、茨城県近代美術館、大分県立芸術会館、いわき市立美術館、北海道立旭川美術館、当館を巡回した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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12,864人 (一日平均 402人、一日最高 1,018人)
- 関連行事
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○日曜美術鑑賞会
平成2年3月11日(日) 於:講堂
講師:平田健生(当館学芸員)
○映画会 「ネバー・エンディング・ストーリー」
平成2年3月21日(水・祝) 於:講堂
監督:ヴォルフガング・ペーターゼン
- 図録(共通版)
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280×220mm、112ページ(カラー作品図版153点)
監修:匠秀夫(美術評論家)
編集・発行:美術館連絡協議会、読売新聞社
内容:○エッセイ:「『名作にみる世界の子供たち』案内」 匠秀夫
○作家・作品解説:井内佳津恵、植田玲子、佐藤直司、平田健生、山口和子
- 新聞関連記事
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読売新聞 平成2年2月21日~3月20日(朝刊・滋賀版)
「生命の輝き」 (12回連載) 平田健生
平成2年2月22日(夕刊) 「親子で見たい人間の“素顔”」 平田健生
- 主催
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滋賀県立近代美術館、読売新開大阪本社、読売テレビ、美術館連絡協議会
- 協賛
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花王株式会社