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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

シガ・アニュアル ’91 自己との遭遇 -パリに学んだエスプリ-

会期 1991年01月05日~1991年02月11日

開催概要

現在活躍中の若手・中堅作家の作品を通して、日本の現代美術の多様な状況を紹介する当館の自主企画『シガ・アニュアル』の第5回展として開催したもので、1970年代にパリの美術学校で学び、80年代以降着実な創造活動を展開している4人の作家、コリン・ミノル、立山正一、中島千剛、渡辺良雄の作品を取り上げた。
彼らはパリに留学し、フランスの現代美術の中に今なお生き続けている西洋文化の伝統と直面し、その伝統と対決するなかで、自己のアイデンティティーを模索し、独自の感性にもとづく造形表現を確立した。ともすれば流行に惑わされ、素材の新奇さや造形の面白さのみを追求しがちな風潮のなかで、自己のテーマを真摯に追求し、自分に見合った表現方法で創作に取り組んでいる作家たちの作品を展示することで、現代美術のひとつの在り方を提示しようとするものであった。

会場

企画展示室1・2

観覧者数

3,677人 (一日平均 111人、一日最高 357人)

関連行事

○日曜美術鑑賞会 「展示品解説」
平成3年1月27日(日)  於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)

図録

240×250mm、60ページ(カラー作品図版12点、モノクロ作品図版24点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「自己との遭遇-パリに学んだエスプリ」 占部敏子  ○作家略歴

新聞関連記事

読売新聞 平成2年12月25日(朝刊)  「自己との出会いを探る -パリに学んだエスプリ」 占部敏子
京都新聞 平成3年1月19日(朝刊)  展評 太田垣實
朝日新聞 平成3年2月8日(夕刊)  展評 吉村良夫

主催

滋賀県立近代美術館