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企画展
イタリア・ルネサンスの華 ウルビーノの宮廷美術展
会期 1991年02月16日~1991年03月17日
開催概要
イタリア中部の町ウルビーノは、ルネサンスの時代にウルビーノ公国の首都として栄え、ヨーロッパで最も洗練された宮廷文化のひとつが花開いた。初代ウルビーノ公フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ(1422-1482)をはじめ、歴代のウルビーノ公は、芸術と文芸を積極的に擁護し、イタリアのみならず、ヨーロッパ中から優れた芸術家、詩人、哲学者などを呼び寄せた。ウルビーノは、またラファエロの生地として知られるほか、16世紀後半に独創的な絵画を生み出し、バロック美術に大きな影響を与えた画家フェデリーコ・バロッチの活躍した町でもある。
本展は「宮廷美術」という概念に従い、歴代のウルビーノ公のために制作された作品、およびウルビーノの宮廷で活躍し、ウルビーノ公と何らかの関わりをもった芸術家たちの作品を選択し、15世紀半ばから約2世紀にわたり、ウルビーノとペーザロを中心に、ウルビーノ公国で栄えたルネサンス美術を紹介する目的で開催された。展覧会は前史、モンテフェルトロ家の時代、デッラ・ローヴェレ家の時代の三部門から構成され、絵画、彫刻、陶器、工芸作品など様々なジャンルにわたる計43点の作品を展示した。
なおこの展覧会は、群馬県立近代美術館、下関市立美術館、ひろしま美術館を巡回した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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11,045人 (一日平均 425人、一日最高 1,529人)
- 関連行事
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○講演会 「ウルビーノの宮廷」
平成3年2月17日(日) 於:講堂
講師:マリア・ロザリア・ヴァラッツィ(マルケ州美術文化財監督局主幹)
通訳:上村清雄(群馬県立近代美術館学芸員)
○日曜美術鑑賞会 「作品解説」
平成3年3月10日(日) 於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)
○展示品解説会
平成3年3月17日(日) 於:企画展示室1・2
講師:マリア・ジャンナティエンポ・デ・ロペス(マルケ州美術文化財監督局主幹)
通訳:上村清雄(群馬県立近代美術館学芸員)
- ずろkぅ(共通版)
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255×215mm、218ページ(カラー作品図版56点、モノクロ参考図版36点)
編集:群馬県立近代美術館、下関市立美術館、ひろしま美術館、滋賀県立近代美術館
発行:読売新聞社、美術館連路協議会
内容:○論文:「モンテフェルトロ家からデッラ・ローヴェレ家にいたるウルビーノとペーザロの『宮廷美術』」
パオロ・ダル・ポジェット、「フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロとルネサンスのウルビーノ文化」ピエトロ・ザンペッテイ、
「ウルビーノ大公国の歴史:1431-1631年」 フランチェスコ・V・ロンバルディ、
「ラファエル・ウルビナス」 佐々木英也
○作品解説:マリア・グラツィア・チャルディ・デュプレ・ダル・ポジェット、マリア・ジャンナティエンポ・デ・ロペス、
マリア・ロザリア・ヴァラッツイ、クラウディオ・ジャルデイーニ、ダニエラ・
フェッリアーニ、クラウデイア・カルダーリ・ジョヴァネッリ、アニョーゼ・ヴァスターノ
○出品リスト ○年譜 ○モンテフェルトロ家、デッラ・ローヴェレ家系図 ○関連地図
○参考文献目録
- 新聞関連記事
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読売新聞 平成3年1月14日(朝刊) 「知られざるルネサンスの大輪」 占部敏子
平成3年2月20日~3月14日(朝刊・滋賀版)
「ウルビーノの宮廷美術展」 (15回連載) 占部敏子
京都新聞 平成3年3月16日(朝刊) 展評 太田垣實
- 主催
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滋賀県立近代美術館、読売新聞大阪本社、読売テレビ、美術館連絡協議会、マルケ州美術文化財監督局、ペーザロ・ウルビーノ県
- 後援
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外務省、文化庁、国際交流基金、イタリア首相府、イタリア大使館、イタリア文化会館
- 協賛
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花王株式会社
- 協力
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日本航空
- 企画協力
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現代彫刻センター