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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

シガ・アニュアル ’92 言語/美術 -Functions of Language in Contemporary Art-

会期 1992年01月05日~1992年02月16日

開催概要

日本の現代美術の多様な状況を、毎回特定のテーマを掲げ、主として若手・中堅作家を数名取り上げるかたちで紹介する、当館の自主企画『シガ・アニュアル』の第6回展。今回は、「言語/美術(びじゅつぶんの げんご) Functions of Language in Contemporary Art」をテーマに、文字や言葉といった「言語」に注目し、作品にそれらを導入している平林薫、宮島達男、セシル・アンドリュ、リフレイン、宮前正樹の4名と1組(計8名)の作家を紹介した。
我々人間の一切の文化的営為の根底をなす言語とそして美術。言語と美術はいずれも人間の思想や感情を具現化し、他者に伝達する代表的な手段であり、両者は密接な関係にある。だが、従来造形美術と言語は対立する観念として、明瞭に区別されて考えられてきた。しかし、1960年代に始まるコンセプチュアル・アート(概念芸術)以降、文字や言葉に村して高い関心を持ち、イメージと言語の関係を積極的に探求しようとする一群の美術家が出現する。
本展では、単に造形的な興味から文字や言語的要素を作品に取り込んでいるのではなく、言語の持つ意味作用そのものに関心を示す作家を取り上げ、各作家が言語をどうとらえ、そしてその作品において言語がどのように機能しているかを検証した。それぞれの方法論で言語に取り組んでいるこれら作家の優れた作品を同一空間に提示することによって、私達が普段何気なく用いている言語についての深い哲学的な思索の場が創出された。

会場

企画展示室1・2

観覧者数

5,001人 (一日平均 135人、一日最高 356人)

関連行事

○日曜美術鑑賞会
平成4年1月19日(日)  於:講堂
講師:高橋佐智子(当館学芸員)

図録

297×209mm、A4版3ツ折パンフレット6枚(論文パンフレット1枚+作家別パンフレット5枚)
(カラー作品図版22点、モノクロ作品図版26点)、収納中袋および外袋入り
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「言語/美術 Functions of Language in Contemporary Art」 高橋佐智子
○作家・作品解説:「平林薫 日本の文字-その形と意味と音」「宮島達男 数学-時間を表象する記号」
「セシル・アンドリュ 生成するテクスト-消すことから実存へ」「REFRAIN ルール
-『交通』のためのコード」「宮前正樹 翻訳一外部から内部への変換」 高橋佐智子

新聞関連記事

京都新聞 平成4年1月25日(朝刊)  展評 太田垣實(O)
朝日新聞 平成4年2月1日(夕刊)  展評 吉村良夫(吉)
平成4年2月1日(夕刊)  女のギャラリー 室井絵里
The JAPAN TIMES SUNDAY, FEBRUARY 16, 1992
“Hirabayashi’s calliraphy in dimension” by Julia Cassim

雑誌関連記事

Meets-Regional 1992年2月号(月刊)  展評 川田都樹子
アサヒグラフ 1992年2月28日増大号(週刊)  展評 布施英利
A & C No.19 1992年2月号(季刊)  展評 上野俊哉
美術手帖/BT 1992年4月号(月刊)  展評 川田都樹子

主催

滋賀県立近代美術館