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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち

会期 2012年06月09日~2012年07月29日

開催概要

ある日オレンジの箱に入って、南の国からロシアにやってきた不思議な生き物チェブラーシカ。1966年エドゥアルド・ウスペンスキーの童話『ワニのゲーナとおともだち』に初登場し、ついで1969年人形アニメの巨匠ロマン・カチャーノフ監督によってアニメーション化されると、ロシアで絶大な人気を誇る国民的キャラクターとなりました。大きな耳と茶色の毛、つぶらな瞳が特徴で、無邪気でひたむき、愛らしくて、でもどこか哀愁を帯びたチェブラーシカは、日本でも幅広い層に親しまれ、2010年にはロシアの二人の美術監督と日本人の監督による新作映画が上映されました。

本展は、人形アニメ『チェブラーシカ』のスケッチや絵コンテ、人形やマケット(舞台装置)、映像、童話の挿絵原画など貴重な作品を展示し、キャラクター誕生からその変遷、アニメーション映画の創作過程などを多面的に紹介し、その人気の秘密に迫ります。

また本年がロシア・アニメの生誕100年に当たるのを記念して、ロシア・アニメの名作『雪の女王』(1957年、レフ・アタマーノフ監督)のエスキースと絵コンテを展示・紹介するとともに、現在活躍中の新進気鋭のロシア・アニメの作家たちの原画、アニメ素材なども合わせて紹介します。

会期

2012年 6月9日(土)-7月29日(日)

休館日

毎週月曜日 (ただし7月16日(月・祝)は開館、翌7月17日(火)は休館)

観覧料

一 般 950円(750円) 高大生 650円(500円) 小中生 450円(350円)
( )内は前売および20名以上の団体料金
ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。
ローソンチケットLコード/54575

展示内容

第1部 「チェブラーシカ」の誕生とロシアの絵本
 児童書『ワニのゲーナとおともだち』初版本、同書の他の画家による挿絵原画など
第2部 アニメーション化とキャラクターの変遷
 ロマン・カチャーノフ監督、レオニード・シュワルツマン美術監督によるスケッチ、人形アニメ『チェブラーシカ』(1969-1983年)抜粋や制作関係者のインタヴュー映像の上映、ぬいぐるみなど多様なキャラクター・グッズ

第3部 劇場版『チェブラーシカ』(2010年、中村誠監督)
 ロシア人美術監督によるエスキース、絵コンテ、人形、マケット(舞台装置)など

第4部 ロシア・アニメーションの作家たち
  『雪の女王』の美術監督アレクサンドル・ヴィノクーロフとレオニード・シュワルツマンによるエスキースと絵コンテ
 新作『チェブラーシカ』の美術監督の一人ミハイル・アルダーシンなど新世代のロシア・アニメーションの作家たちによる原画、エスキースなど

関連事業

○ロシアの調べ バラライカ・コンサート  *申込不要
 日時:6月23日[土]  14:00─
 出演:北川翔(バラライカ)、大田智美(アコーディオン)
 曲目:映画「ドクトルジバゴ」よりララのテーマ(M.ジャール)
     カリンカの主題による変奏曲(V.ゴロドフスカヤ)、ロシア民謡 ほか
 会場:当館講堂(入場無料) 定員150人
 共催:滋賀県立近代美術館友の会
 定員:150名 *当日12:00より整理券を発行します。
 
○アニメ映画上映会『チェブラーシカ』(1969-1983年、ロマン・カチャーノフ監督、全4話)
 *申込不要
  旧ソ連時代に作られた、「第1話:ワニのゲーナ」(1969)、「第2話:チェブラーシカ」(1971)、
 「第3話:シャパクリャク」(1974)、「第4話:チェブラーシカ学校に行く」(1983)の
 4話からなるオリジナル版を、2話ずつ上映いたします。 上映時間は約30-40分
 上映時刻:平日は14:00より、各日2話ずつ上映。ただし土日は11:00より上映。
 会場:企画展示室出口付近
○アニメ映画上映会 劇場映画『チェブラーシカ』(2010年、中村誠監督) *申込不要
 2010年に日露合作で作られた新作劇場版を上映します。上映時間:約80分。
 日時:6月9日[土]、 10日[日]、 16日[土]、 17日[日]、 24日[日]、 30日[土]、
    7月1日[日]、 7日[土]、 8日[日]、 14日[土]、 15日[日]、 21日[土]、
  22日[日]、 28日[土]、 29日[日]   いずれも14:00〜
 会場:当館講堂(入場無料)
 
○アニメ映画上映会『雪の女王』(1957年、レフ・アタマーノフ監督) *申込不要
 日時:7月16日[月・祝]  14:00─
 会場:当館講堂(入場無料)

○ギャラリートーク  *申込不要
 展覧会場において、当館学芸員が作品解説をおこないます。
 日時:6月9日[土]・10日[日]  13:00─13:45
 参加費:無料(要観覧券)

○ワークショップ「まほうの色 クリアグラフの不思議な世界」
 往復ハガキまたはホームページによる申込制
 好きな絵を透明なアクリル板に写し取り、その上からカラージェッソ(アクリル絵具)で自由に彩色します。
 日時:7月8日[日] 13:30─16:30
 講師:綿引明浩(アーティスト)
 対象:6歳以上(小学校3年までは保護者同伴) 
 定員:30名(定員を超えた場合は抽選となります)
 材料費:700円 *高校生以上は観覧券(団体料金)が必要です。
 申込締切:6月22日[金]必着 
           
○たいけんびじゅつかん「ゾートロープに挑戦!」 
*往復ハガキまたはホームページによる申込制
 ゾートロープ(回転のぞき絵)という、簡単な仕掛けをつかってアニメーションの仕組みを体験してみよう。
 日時:6月24日[日]  13:30─16:30
 講師:当館嘱託員
 対象:小中学生とその保護者(お子さまと保護者一緒にお申し込み下さい)
 定員:15家族程度(定員を超えた場合は抽選となります)
 材料費:お一人 300円 *大人の方は観覧券(団体料金750円)が必要です。
 申込締切:6月11日[月] 必着

主催

滋賀県立近代美術館、京都新聞社、BBCびわ湖放送

後援

ロシア文化フェスティバル組織委員会、ロシア連邦文化省、駐日ロシア連邦大使館、
ロシア連邦協力庁、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)日本支部、滋賀県教育委員会

協力

チェブラーシカ・プロジェクト、フロンティア・ワークス、ロシア国立映画博物館、
公益財団法人 徳間記念アニメーション文化財団、平凡社

企画協力

株式会社イデッフ