滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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本日開館
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9:30〜17:00
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企画展

生誕100年記念 棟方志功展

会期 2003年02月22日~2003年03月30日

開催概要

近代日本の版画家として、世界中に最もよく知られ高い評価を受けていた棟方志功は、明治36年(1903)青森県に生まれた。平成15年(2003) は、日本が誇る“世界のムナカタ”が生誕してちょうど100年という節目を迎える。当館では、作家の生誕100年を記念して、ユニークな人柄とエネルギッシュで自由奔放な芸術家である棟方志功の代表的な作品の数々を紹介する企画展を開催した。
棟方志功は明治36年に青森市大町に、刃物鍛冶職人の父棟方幸吉と母さだの三男として生まれた。尋常小学校卒業後、働きながら画家を志して大正13年に上京。同15年に版画家の川上澄生の作品に出会い、感銘を受けて油絵から版画制作へ転向した。その後、昭和11年の図画会展へ、佐藤一英の詩をもとに絵巻物形式の「大和し美し(やまとしうるわし)」を制作出品したことが機縁となって、民芸運動の指導者である柳宗悦、浜田庄司、河井寛次郎、富本憲吉らとの生涯にわたる親交が始まり、その影響から棟方板画独特の宗教観が育まれた。
昭和30年のサンパウロ・ビエンナーレでの版画部門最高賞、翌年のヴェネツィア・ビエンナーレでも国際版画大賞を受賞した。 戦後、このように日本人作家が高く評価され、国際舞台での活躍と華々しい受賞は棟方志功が初めてであった。昭和45年に文化勲章が贈られ文化功労者として顕彰されている。
本展では「世界のムナカタ」と呼ばれるきっかけになった国際版画大賞の受賞作品をはじめ、「日本の棟方」として制作した板商( はんが) と倭絵(やまとえ)、さらに棟方芸術の原点になった津軽を題材にした望郷の板商作品までを詳しく紹介し、生誕100年を記念して棟方志功の人と芸術を回顧した。

会場

企画展示室1・2

関連行事

○日曜美術鑑賞会 「棟方志功 人と作品」
平成15年3月9日(日)   於:講堂
講師:桑山俊道(当館学芸課長)
○映画上映会 「彫る-棟方志功の世界」 16mmフィルム、カラー38分
平成15年2月23日(日)、3月16日(日)、3月30日(日)   於:講堂

図録(共通版)

280×226mm 、128ページ(カラー図版108点、モノクロ図版56点)
編集・発行:竹内恵美(EMIネットワーク)
内容:○論文:「私の見た棟方志功」 吹田文明(版画家)、
「棟方と民藝運動との係わり」 尾久彰三(日本民芸館学芸員)、
「棟方志功と青森」 武田公平(棟方志功記念館主幹学芸員)、
「棟方志功と安田與重郎-敗戦の中の青春」 吉村淑甫(高知市史編纂委員)
○作家年譜   ○主要参考文献   ○作品目録

新聞関連記事

日本経済新聞 平成15年3月8日 (夕刊) 「強い意志、独自の境地」 中野稔
京都新聞 平成15年3月15日(夕刊)「美術・再発見された民俗色」 深萱真穂
毎日新聞 平成15年3月27日(夕刊)「ギャラリー・板の声聞いて表現」 岸桂子

ラジオ関連記事

NHK  平成15年3月22日 NHKラジオ深夜便25時のインタビュー
「棟方志功・生誕100年」 桑山俊道(当館学芸課長) ・聞き手/西橋正泰アナウンサー

主催

滋賀県立近代美術館、京都新聞社