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企画展
黒の魅惑・ルドンをめぐりて -岐阜県美術館の所蔵品から-
会期 1993年02月20日~1993年03月28日
開催概要
岐阜県美術館との間で企画された、所蔵品の交換展である。岐阜県美術館は、岐阜県ゆかりの美術作品および、19世紀フランスの象徴主義の画家オディロン・ルドンを中心とした 『心を描いた画家たち』の系譜に属する作品を、積極的に収集している。とりわけルドンの作品は、油彩・素描・版画等合わせて200点を越える作品を収蔵しており、『ルドン美術館』として世界的に名を知られている。ルドン以外にも、モロー、ドラクロワ、ブレスダン、ムンクらの優れた作品、また山本芳翠、熊谷守一、川合玉堂、前田青邨ら岐阜県出身の巨匠たちの作品が、数多く集められている。
本展では、【第1部・ルドンと19世紀象徴主義の画家たち】94点と、【第2部・岐阜県ゆかりの巨匠たち】22点の2部梼成によって、岐阜県美術館のコレクションの精髄を紹介した。とりわけルドンの作品は、黒の時代の版画を中心に62点を展示し、ルドン芸術への入門編としても充分に意義のある展覧会となった。なお本展は交換展であるため、平成5年4月9日~5月16日の期間、岐阜県美術館において、「滋賀県立近代美術館所蔵名品展 新たな美を拓いた人びと -日本美術院の作家たち」が開催された。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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7,172人 (一日平均 224人、一日最高 549人)
- 関連行事
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○講演会 「オディロン・ルドンと象徴主義」
平成5年3月7日(日) 於:講堂
講師:山本敦子(岐阜県美術館学芸員)
○日曜美術鑑賞会
平成5年3月21日(日) 於:講堂
講師:平田健生(当館学芸員)
- 図録
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240×250mm、120ページ(カラー作品図版36点、モノクロ作品図版80点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文「岐阜県美術館の歩みとそのコレクション」 平光明彦(岐阜県美術館学芸課長)、
「オディロン・ルドンと象徴主義」 山本敦子
○テキスト、作品解説、作家解説、技法解説:平田健生
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- 主催
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滋賀県立近代美術館