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企画展
(会期は終了しました)塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記
会期 2022年7月9日(土)〜9月4日(日)
開催概要
熊本県出身の画家・塔本シスコを紹介する過去最大の回顧展。シスコが本格的に絵を描き始めたのは、50歳を過ぎてから。団地の四畳半をアトリエに、愛する家族や動植物、子供の頃の楽しい想い出など、日常の喜びを自由な想像力と鮮やかな色彩で生き生きと描き続けました。「死ぬるまで絵ば描きましょうたい」と91歳で亡くなるまで絵筆を握り、制作への情熱を傾けたシスコ。どうぞシスコの楽園をお楽しみください。
見どころ
過去最大規模の回顧展
53歳から制作を始め、91歳で亡くなるまでのおよそ40年間制作を続け、膨大な数の作品を残したシスコ。本展は、その中から、およそ230点の作品を紹介する、過去最大規模の回顧展です。
本館でしか見られない5作品
本展は、2021年9月4日に世田谷美術館での開催をはじめとして、これまで熊本市現代美術館、岐阜県美術館と巡回してきました。最終会場となる滋賀県立美術館では、これまで各館で展示をした作品群に加え、他館には出展されなかった5点を追加展示します。
鮮やかな色彩が織りなすシスコの世界を体験
自身の周りに生きる動植物との関わりを通して、鮮やかな色彩で、独自の世界を表現し続けたシスコ。本展では、彼女の作品をその年代やモチーフごとにまとめ、その世界を俯瞰するとももに、空間を覆うシスコの世界を存分にご堪能ください。
絵画だけではない多様なシスコ作品
シスコ作品の支持体は、キャンバスやパネルにとどまらず、空き瓶や、木箱、竹筒など多岐に渡ります。また、制作のきっかけになったのは、リハビリのために彫り始めた石の彫刻であり、後に陶を用いた人形や、日本人形などの立体も制作をしました。本展では、これらを初めとし、着物やスケッチなど、多様な形態のシスコ作品を紹介します。
- 会期
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2022年7月9日(土)〜9月4日(日)
- 休館日
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毎週月曜日。ただし月曜日が祝日の場合は開館し、翌日火曜日が休館。
(7月18日(月)は開館し、7月19日(火)は休館。)
- 開館時間
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9:30-17:00(入館は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 展示室3
- 観覧料
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一般 1,200円(1,000円)
高・大生 800円(600円)
小・中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
- 主催
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滋賀県立美術館、京都新聞、「塔本シスコ展シスコ・パラダイス かかずにはいられない!人生絵日記」実行委員会
- 後援
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エフエム京都
- 作品リスト
- チラシデータ
- プレスリリース
- イベント
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関連イベントも多数開催!
詳細が決まり次第、ページ下部の関連イベント欄に掲載します。【学芸員によるギャラリートーク】
7月30日(土)/8月27日(土)【ワークショップ】
7月24日(日)たいけんびじゅつかん「シスコさんみたいにモノに絵日記を描こう!」
8月6日(土)楽器と身体のワークショップ「シスコ万歳まつり」(野村誠(作曲家))【記念講演会】
8月7日(日)橋本善八(世田谷美術館 副館長)
8月28日(日)増井牧子(元滋賀県立八日市文化芸術会館 学芸員)
作家プロフィール
塔本シスコ
塔本シスコは、1913(大正2)年、熊本県郡築村(現・八代市)に生まれました。養父の傳八は、自身のサンフランシスコ行きの夢を託し、彼女をシスコと命名しました。シスコが9歳の頃、家業がかたむき、小学校を中退します。その後、奉公を重ね、20歳で結婚。一男一女を得ましたが、46歳の年に夫が急逝します。心身ともに不調の日々から立ち直るなか、子どもの頃から憧れていた絵を描くことに心をよせていきます。
53歳の時、シスコは油絵を描き始めました。作品の主題は身近な草花や動物たち、そして時間も場所も自由自在にのり越えて、子どもの頃の思い出にまで広がります。その絵画世界は、彼女の胸中に宿る喜びや夢で満たされています。生涯にわたって、純粋さを持ち続け、自身の喜びと夢を制作の源泉にしていたシスコは、「私は死ぬまで絵ば描きましょうたい」と絵筆を握り続け、2005年(平成17年)に91歳の人生を閉じました。