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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

「小倉遊亀と日本美術院の画家たち展 横山大観、菱田春草、安田靫彦、前田青邨、速水御舟ほか」

会期 2023年4月29日(土・祝)〜6月18日(日)

小倉遊亀《径》 1966年、東京藝術大学蔵、通期

小倉遊亀《画人像》 1962年、滋賀県立美術館蔵、通期

小茂田青樹《四季草花図 夏・冬》 1919年、滋賀県立美術館蔵、前期

速水御舟《菊花図》 1921年、個人蔵(滋賀県立美術館寄託)、後期

横山大観《鳰之浦絵巻》(部分) 1918年、滋賀県立美術館蔵、通期

速水御舟《洛北修学院村》 1918年、滋賀県立美術館蔵、前期

小倉遊亀《挿花少女之図》 1927年、福田美術館蔵、通期

小倉遊亀《美しき朝》 1952年、個人蔵、通期

小倉遊亀《舞妓》 1969年、京都国立近代美術館蔵、通期

小倉遊亀《姉妹》 1970年、滋賀県立美術館蔵、通期

小倉遊亀《葡萄》 1959年、滋賀県立美術館蔵、通期

安田靫彦《飛鳥の春の額田王》 1964年、滋賀県立美術館蔵、通期

開催概要

1984年(昭和59)に開館した滋賀県立美術館(当時は滋賀県立近代美術館)は、2024年(令和6)に40周年を迎えます。
これを記念して、当館のコレクション形成に大きく尽力した小倉遊亀を一望する展覧会を開催します。初期から晩年にわたる当館所蔵品を中心に、各地で収蔵されている代表作や、アトリエに残された下絵や原稿などの資料も加えて展示します。
遊亀が制作発表をしたのは、横山大観や菱田春草らが東京で興した日本美術院です。当館は「日本美術院を中心とした近代日本画」を収集方針のひとつに定め、関西圏に所在する美術館でありながら日本美術院に注目するという、独自性と厚みをもつコレクションを実現してきました。
そこには遊亀に影響を与えた、師の安田靫彦や先輩の速水御舟らの作品を含みます。
本展では、それらの作品を合わせて92件(会期中展示替えあり)を紹介します。
遊亀の作品は、理知的な造形に、相反するようなぬくもりが感じられます。対象を構想や概念で捉えるのではなく、本質を見る遊亀の目がそこにあります。当館では、9年ぶりとなる遊亀展をお楽しみください。

見どころ

01_小倉遊亀《径》 1966年、東京藝術大学蔵、通期

小倉遊亀《径》 1966年、東京藝術大学蔵、通期

25歳で安田靫彦に師事した後、105歳で没する最晩年まで、日本美術院の画家たちと交流・研鑽しながらひたむきに描き続けた小倉遊亀の画業と、それを育んだ日本美術院の俊英たちの活躍を紹介します。

見どころ用_安田靫彦《飛鳥の春の額田王》 1964年、滋賀県立美術館蔵、通期

安田靫彦《飛鳥の春の額田王》 1964年、滋賀県立美術館蔵、通期

滋賀県立美術館のコレクションから、遊亀の《姉妹(あねいもと)》、安田靫彦の教科書などでもよく知られる《飛鳥の春の額田王》《卑弥呼》、そして速水御舟(はやみ ぎょしゅう)の《洛北修学院村》をはじめ、近代日本画を代表する名品の数々を、一挙公開します。

09_小倉遊亀《舞妓》 1969年、京都国立近代美術館蔵、通期

小倉遊亀《舞妓》 1969年、京都国立近代美術館蔵、通期

当館の遊亀作品に加え、《径》(東京藝術大学蔵)、《舞妓》(京都国立近代美術館蔵)(いずれも通期展示)など代表作4点と、アトリエに残されていた原稿などの資料を展示します。

08_小倉遊亀《美しき朝》 1952年、個人蔵、通期

小倉遊亀《美しき朝》 1952年、個人蔵、通期

滋賀県大津市出身の日本画家である遊亀の代表作品をまとめて見られる展覧会は、 当館では2014年以来9年ぶりの開催となります。

10_小倉遊亀《姉妹》 1970年、滋賀県立美術館蔵、通期

小倉遊亀《姉妹》 1970年、滋賀県立美術館蔵、通期

展示室1の常設展示においても、関連展示「小倉遊亀の弟子たち」として松室加也子、 堀川公子などの作品を紹介します。
※5月8日(月)〜5月12日(土)常設展示のみ休室

会期

2023年4月29日(土・祝)〜6月18日(日)
前期:5月21日(日)まで
後期:5月23日(火)から

休館日

毎週月曜日

開館時間

9:30-17:00(入場は16:30まで)

会場

滋賀県立美術館 展示室3

観覧料

一般 1,200円(1,000円)
高・大生 800円(600円)
小・中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料

主催

滋賀県立美術館

制作協力

NHKプロモーション

チラシデータ

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イベント

関連イベントも開催!詳細およびお申し込みはイベントページを御覧ください。
体験&トーク、対談、たいけんびじゅつかんの申込開始日は、いずれも4月1日です。

【たいけんびじゅつかん】※要事前申込(抽選)
「顔彩(がんさい)で描いてみよう」
2023年4月30日(日)、5月28日(日)
内容:子どもたちを対象とした展覧会鑑賞と創作のワークショップ

【体験&トーク】※要事前申込(抽選)
2023年5月13日(土)14:00~(約120分)
演題:金継ぎと小倉遊亀
講師:ナカムラクニオ(6次元主宰/美術家)

【ギャラリートーク】※当日先着順
2023年5月20日(土)、6月4日(日)14:00~(約60分)

【対談】※要事前申込(先着順)
2023年6月11日(日)14:00~(約90分)
テーマ:歴代学芸員から見た、遊亀と日本美術院の画家たちの魅力

プレスリリース

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※2023年3月17日付けプレスリリースおよびチラシに記載した小倉遊亀の経歴に誤りがありました。
お詫びするとともに、修正データを掲載いたします。

誤)1978年(昭和53)文化勲章受章。同年より日本美術院理事長を務めました。

正)1980年(昭和55)文化勲章受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。

作家プロフィール

02_小倉遊亀《画人像》 1962年、滋賀県立美術館蔵、通期

小倉遊亀《画人像》 1962年、滋賀県立美術館蔵、通期

小倉遊亀

小倉遊亀(1895-2000)は滋賀県大津市生まれ。遊亀(ゆき)は本名。
1917年(大正6)奈良女子高等師範学校(現在の奈良女子大学)を卒業して教職に就くも、日本画家になるため安田靫彦(ゆきひこ)に入門。遊亀が参加した日本美術院は、1898年(明治31)に岡倉天心を中心として、東京美術学校で彼に教わった横山大観、下村観山、菱田春草らが東京谷中で結成した在野の美術研究団体。遊亀は1932年(昭和7)に日本初の日本美術院同人に推挙されます。1980年(昭和55)文化勲章受章。1990年(平成2)より日本美術院理事長を務めました。

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