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終了 滋賀県立大学×滋賀県立美術館 協働企画
竹の会所のものがたり展
会期 2022.3.19~2022.4.17
開催概要
本展は2011年3月11日の東日本大震災の発災から半年後の同年9月、宮城県気仙沼市に建てられた竹造の集会所「竹の会所」で起こった出来事を紹介いたします。
震災が奪ったのは尊い人命だけではありません。地域の住民が集まって将来を話し合う場、子どもたちが受け継いできた平磯虎舞という伝統舞踊を練習する場も失われました。滋賀県立大学を中心として、学生たちは限られた条件のなか、地域で採取できる竹を用い、28日間のワークショップを経て「竹の会所」の建設にこぎつけました。そして学生らは「たけとも」という会を結成し、8年にわたり地域を訪れ、建物のメンテナンスと手づくりのお祭りを通じて、地域の方々と触れ合ってきました。
地元の漁港を望む「竹の会所」は虎舞の練習会場などに利用され、住民と、定期的に建物に通う学生らの交流の場ともなりましたが、仮設建築としての役割を終えた2019年の夏の終わりに解体されました。本展では、竹の会所の構想から建設、利用、維持・改修、そして解体まで、仮設建築を軸に流れた時間を一つの物語だと考え、滋賀で学ぶ学生が、建築にできることは何かと問い続けたまなざしに触れていただけますと幸いです。
写真:滋賀県立大学陶器浩一研究室
- 展示構成
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ラボ:模型、パネル写真、スケッチブック、お祭りの資料、動画などで、竹の会所を「考える、つくる、つかう、まもる、もどす」というプロセスに沿って、5つのパートで紹介。
コールダーの庭:竹の会所の一部を1/1で再現した、原寸大の部分模型を展示。
ドライエリア:現地で切り出し持ち帰った竹の会所の一部を展示(2点)
- 日時
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2022年3月19日(金)〜4月17日(日)
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 ラボほか
- 主催
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滋賀県立美術館
滋賀県立大学山崎泰寛研究室・陶器浩一研究室・たけともミライ
- プレスリリース
展示物イメージ写真(一部)
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