「“みかた”の多い美術館展」にて展示中の、百瀬文の《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》を中心とし、作者の百瀬と、出演者である木下知威による、音声を発さない対話を行います。
会場にいる百瀬と木下、そこに聞き手を含めた3人の話者は、それぞれのパソコンを経由して、文字で対話します。観客は、そこで繰り広げられるコミュニケーションを、ディスプレイに映し出される言葉で受け取ることになります。
通常のトークとは違い、一切の音声を発さずに行われる本イベントは、「果たして、コミュニケーションとはどのようなものか？」という問いに切り込むものになるでしょう。