中庭(通称「コールダーの庭」)で常設展示してまいりましたアレクサンダー・コールダー《フラミンゴ》(1973)について、この度作品保全のため、一時的に撤去、保管することになりました。
当館が所蔵する《フラミンゴ》は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに恒久設置されている《フラミンゴ》(1974)の5分の1サイズのマケット(1:5 intermediate model)として制作されたものです。当館はそれを1982年度に購入、1984年の開館以来、エントランスに面した中庭で常設展示し、ご来館された皆様に親しまれてきました。近年塗装面の劣化が進み、その修復方法についてアレクサンダー・コールダー財団(アメリカ)と協議をしておりましたところ、そもそもコールダーのマケット(模型)は屋外設置を想定して制作されていないため、このまま屋根のない状態で展示し続けることは作品保全の観点から避けたほうがよいとのアドバイスを受けました。これを受け、当館としては2026年3月8日をもって同作品の屋外での展示を取りやめ、翌日以降に、一時的に撤去し保管するための作業を実施することにしたものです。
今後は、現在検討を進めている当館の整備の中で、これまで当館のコレクションを代表する作品のひとつであり続けてきた《フラミンゴ》にふさわしい展示環境をきちんと確保して参る所存です。数年間にわたり皆様にご覧いただけないこととなりますが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
2026年3月
滋賀県立美術館