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結婚式
小幡正雄(1943-2010)
作品解説
段ボールに赤の色鉛筆で男女と思われる人の姿が描かれています。小幡正雄は、45歳を過ぎて入所した神戸の障害者福祉施設で、給食室から持ち帰った段ボールをカンヴァス代わりに自分のベッドで絵を描き続けました。小幡の作品の多くには、結婚式の場面や家族の姿が描かれ、彼が理想とする人生が投影されているかのようです。初期の作品は残念ながら現存していませんが、その温もりのある表現の魅力に目をとめた美術関係者によって展覧会などで紹介されるようになりました。小幡は2010年に亡くなりましたが、千点を超える絵画が残され、そのうちの50点が当館に寄贈されました。
作品データ
制作年不詳
色鉛筆・段ボール紙
28.1×37.2㎝