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企画展
遊亀と靫彦─師からのたまもの・受け継がれた美─
会期 2014年10月11日~2014年11月24日
開催概要
滋賀県立近代美術館では、平成26(2014)年10月11日(土)から11月24日(月)まで、開館30周年特別展『安田靫彦生誕130年、小倉遊亀生誕120年 「遊亀と靫彦」 ―師からのたまもの・受け継がれた美―』を開催いたします。
明治28年(1895)滋賀県大津に生まれた小倉遊亀は、奈良女高師を卒業後、教鞭をとりながら画道を志し、大正9年(1920)安田靫彦(1884~1978)への入門を果たして、精進の結果日本を代表する日本画家へと成長を遂げました。
師靫彦と遊亀をつないだのは、女高師時代の二人の恩師、水木要太郎(1865~1938)と横山常五郎(1869~1938)でした。とくに大和の生き字引といわれた日本史の水木要太郎は、奈良に国内留学していた靫彦に慕われた歴史研究者で、コレクターとしても著名です。一方、遊亀がこの上なく憧憬した「法隆寺金堂壁画」と同じ線を今引けるのは安田靫彦しかいない、と教えたのは、東京美術学校出身の横山でした。
本展では、遊亀と靫彦の作品と、水木がコレクションした旧蔵品、靫彦の愛蔵品や、3人の交友を伝える資料から、水木が二人の画人にもたらしたものを検証し、近代日本画発展の一断章をさぐります。また、小倉遊亀まぼろしの名作である《花 其二》を80年ぶりに、《挿花小女之図》を87年ぶりに、また当館の新収蔵品『盛られた花』を30年ぶりにご覧いただける貴重な展覧会です。
なお、本展は小倉遊亀の出身地で、小倉作品を国内で最も多く所蔵する滋賀県立近代美術館開館30周年記念の特別展です。ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご高覧ください。
なお会期中、作品の展示替がございます。展示替の予定については、このページの下方にある「出品作品リスト」をご覧ください。
- 会期
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2014年 10月11日(土)─11月24日(月・祝)
- 休館日
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毎週月曜日。
ただし10月13日、11月3日、24日は開館、10月14日、11月4日が休館
- 観覧料
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一般 1100円(900円)
高大生 800円(600円)
小中生 600円(400円)
( )内は前売および20名以上の団体料金
ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。
ローソンチケットLコード:53584
- 主催
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滋賀県立近代美術館、NHK大津放送局、NHKプラネット近畿、京都新聞
- 後援
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滋賀県教育委員会、BBCびわ湖放送
- 協力
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日本美術院、奈良女子大学
- 出品協力
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伊豆市、横浜美術館
- 制作協力
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NHKプロモーション
- 協賛
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あいおいニッセイ同和損保、日本写真印刷
- 助成
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芸術文化振興基金
- 展示構成
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○靫彦作品:代表作と、水木や奈良在住時代の影響を感じられる作品、小倉遊亀との関わりが認められる作品を中心に。
○遊亀作品:代表作と、水木や奈良在住時代の影響を感じられる作品、師靫彦との関わりが認められる作品を中心に。
○水木コレクション:水木要太郎の収集した美術品を中心に。
○靫彦遺愛の品々:靫彦が絵画制作の「やしない」とした美術作品を中心に。
○関連資料:3人の間に交わされた書簡や、スケッチをはじめとする、親交にまつわる資料。
- 出品件数
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安田・小倉絵画作品:安田80件・小倉70件程度 計約150件
水木のコレクション:20件
安田旧蔵・箱書きの作品:20件
資料:10件 出品予定総数 約200件
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