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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

志村ふくみ展─自然と継承─

会期 2015年8月8日~2015年9月23日

志村ふくみ「水門」平成6年(1994)滋賀県立近代美術館(後期)

志村ふくみ「熨斗目(生絹)」(のしめ すずし) 昭和56年(1981)滋賀県立近代美術館(前期)

志村ふくみ「匂蘭」(こうらん) 昭和62年(1987)滋賀県立近代美術館(後期)

開催概要

近江八幡市出身の紬織の人間国宝・志村ふくみ(1924〜 )は、日本を代表する染織作家です。作品に用いられる糸は、さまざまな種類の草や木から引き出された色を用いて、作家の手によって染め上げられます。その取り組みについて作家が「草木の抱く色をいただく」と表現することからも伺えるとおり、自然に対する真摯で純粋な姿勢が常に制作の中心に貫かれていると言うことができるでしょう。自然の恵みを素材に、作家の思いとさまざまな工夫や技法を生かしながら制作された紬織作品は、対峙する鑑賞者に自然の美しさや環境の大切さも語りかけてくれているようです。

本展では、作家が自然との関わりの中で制作を行って来た紬織作品について、滋賀県立近代美術館の館蔵品を中心に、近年の新作など前・後期合わせて約60点を展示します。作家の思想と制作技法の検証、そして近年特に作家が力を入れて取り組んでいる次世代への技術伝承について、作家が自らのルーツとして認識する滋賀の文化・自然との関わりも含めて紹介します。

会期中に大幅な展示替があります。

図版

15-3-1

志村ふくみ「水門」平成6年(1994)滋賀県立近代美術館(後期)

志村ふくみ「水門」

志村ふくみ「水門」平成6年(1994)滋賀県立近代美術館(後期)

15-3-2

志村ふくみ「熨斗目(生絹)」(のしめ すずし) 昭和56年(1981)滋賀県立近代美術館(前期)

志村ふくみ「熨斗目(生絹)」(のしめ すずし) 

志村ふくみ「熨斗目(生絹)」(のしめ すずし) 昭和56年(1981)滋賀県立近代美術館(前期)

会期

平成27年 8月8日(土)─9月23日(水・祝)
前期期間:8月8日(土)─8月30日(日) 
後期期間:9月1日(火)─9月23日(水・祝)

休館日

毎週月曜日、ただし9月21日(月・祝)は開館

観覧料

一 般 1000円(800円) 高大生 650円(500円) 小中生 450円(350円)
( )内は前売および20名以上の団体料金

リピーター割引あり。前期展示の観覧券をお持ちの方は後期展示を割引料金で観覧できます。

ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。 Lコード:57497

※身体障害者手帳等をお持ちの方は、常設展・企画展とも観覧料は無料です。

作家プロフィール

220px-志村ふくみの肖像写真

志村ふくみ

滋賀県近江八幡市生まれ。1942年(昭和17年)、文化学院卒業。文化学院の1学年上級には女優の高峰秀子がいた。

1957年(昭和32年)の第4回日本伝統工芸展に初出品で入選し、その後第五回で奨励賞、第六回、第八回で文化財保護委員会委員長賞、第七回で朝日新聞社賞、と4度の受賞を重ね、特待者となった。 1990年(平成2年)に農村の手仕事だった紬織を「芸術の域に高めた」と評価され、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)の保持者に認定された。[2] また随筆の名手としても知られ『一色一生』で第10回(1983年度)大佛次郎賞を受賞している。

主催

滋賀県立近代美術館、京都新聞、BBCびわ湖放送

後援

滋賀県教育委員会(予定)

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