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会期終了 企画展
特別展 湖国が生んだ京都画壇の巨匠 山元春挙
会期 1985年04月20日~1985年05月26日
開催概要
明治4年(1871)に大津市で生まれた、京都画壇の巨匠・山元春挙(やまもと・しゅんきょ)の画業を回顧する特別展を開催した。春挙は、野村文挙や森寛 斎に師事、若くして竹内栖鳳らと京都私立日本青年絵画共進会を結成し、また内外の博覧会などで活躍、明治40年(1907)に始まる文展の審査員となる。のち、帝国美術院の発足とともにその会員となり、大正6年(1917)には帝室技芸員に任命され、京都画壇の第一人者の地歩を固める。また早苗会を主催し、多くの門弟を育てたが、昭和8年(1933)に他界した。
本展では、宮内庁をはじめとして各地の美術館等の所蔵になる代表作54点と併せて下絵・写生等の諸資料30点を展示・公開した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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15,056人 (一日平均 471人、一日最高 1,389人)
- 関連行事
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○講演会「父・春挙を語る」
昭和60年4月28日(日) 於:講堂
講師 山元清秀
- 図録
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240×250mm、126ページ(カラー作品図版32点、モノクロ作品図版54点、参考図版等11点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「洋画に近ずいて大胆な展開を試みながらも、日本画としての自覚を忘れなかった近代の
巨匠山元春挙の作風」 原田平作(京都市美術館学芸課長)、 「父・山元春挙の印譜に
ついて」 山元清秀、「山元春挙の下絵・写生について-その調査概要」 高梨純次
○作品解説:石丸正運、桑山俊道、高梨純次、岡村さわ子
○略年譜:高梨純次編
○主要参考文献目録:岡村さわ子編
- 新聞関連記事
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京都新聞 昭和60年4月19日 展評 内山武夫(京都国立近代美術館学芸課長)
昭和60年4月19日(朝刊) 「父・春挙を語る」 山元清秀(談)
京都新聞 昭和60年4月22日~27日(夕刊) 「山元春挙の世界」 (6回連載)
榊原吉郎(京都市立美術大学教授)、山本倉丘(日本画家)、土居次義(美術史家)、
塩川京子(京都市美術館学芸員)、川端健生(日本画家)、石丸正運
京都新聞 昭和60年4月25日~5月6日(朝刊・滋賀版) 「春挙の美」 (7回連載)
石丸正運、桑山俊道、高梨純次、岡村さわ子
京都新聞 昭和60年5月8日~12日(朝刊) 「春挙展から」 (5回連載)
小倉遊亀(日本画家)、堀江春斎(日本画家)、西内登志子(主婦)、
平岡照啓(奈良県立美術館学芸員)、東儀一(洋画家)
- 主催
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滋賀県立近代美術館、京都新聞社
- 後援
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大津市、大津市教育委員会、大津市自治連合会、大津市文化連盟