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企画展
新収蔵品展 -滋賀を中心とした近代日本画 ロバ-ト・ラウシェンバ-グ-
会期 1985年06月01日~1985年06月23日
開催概要
当美術館に収蔵されている作品は、原則として2つの常設展示室において一般公開されている。だが収蔵品の数は購入・寄蔵などにより年々増え続けており、恒常的な常設展示とは別に、これら新しい収蔵品を美術館事業の実績報告をかねて広く公開することが必要となってきた。この「新収蔵品展」はその最初の試みであり、昭和59年8月の開館以後、昭和60年3月までに収蔵された作品の中から2つのテーマのもとに作品55点を展示公開した。
日本画・郷土美術部門は『滋賀を中心とした近代日本画』をテーマとし、幕末の中島来章から昭和の沢宏靱にいたる9人の作家の作品21点により、滋賀県における近代日本画の流れの一側面を照らし出そうとした。またテーマ外ではあるが重要な作品として、前田青邨「浴女群像」と冨田渓仙「宇治川之巻-木幡-」の2点を特別出品した。
現代美術部門は『ロバート・ラウシェンバーグ』をテーマに、1960年代のリトグラフから80年代の陶器による作品まで22点の作品を通して、戦後アメリカのネオ・ダダ運動を代表するこの作家の芸術の一端を紹介した。
本展は、このように特定のテーマのもとに収蔵品を見つめ直そうという意図をも持ったものであり、こうした試みの最初のものであった。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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1,852人 (一日平均 93人、一日最高 273人)
- 解説パンフレット
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280×215mm、6ページ、2種
○『滋賀を中心とした近代日本画』 (モノクロ作品図版8点)
論文:「滋賀を中心とした近代日本画」 高梨純次
『ロバート・ラウシェンバーグ』 (モノクロ作品図版17点)
○論文:「ロバート・ラウシェンバーグの芸術」 尾野正晴
- 主催
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滋賀県立近代美術館、京都新聞社