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企画展
大原美術館所蔵品展 20世紀・世界の美術
会期 1987年05月23日~1987年06月28日
開催概要
昭和61年度に開催した「近代日本洋画の名作」展に引き続く、改修工事中の大原美術館分館の収蔵作品を国内巡回する展覧会の第2弾で、今回は20世紀以降 の世界の美術作品115点を展示した。抽象絵画の父と呼ばれるカンディンスキーにはじまり、キリコ、クレー、ミロら戦前の巨匠たち、戦後ヨーロッパのアンフォルメル絵画を代表するフォートリエ、マチウ、スーラージュら、アメリカ抽象表現主義のポロック、デ・クーニングら、その他ポップ・アート、オプ・アー ト、ミニマル・アートなど、20世紀に起こった主たる美術潮流を概観でき、現代美術への入門編としても格好の展覧会であった。また具体美術協会をはじめ、 日本の現代美術作品も数多く含まれており、日本と海外を対比しながら見ることができるという点でも興味深いものであった。
なおこの展覧会は、三重県立美術館、当館、福島県立美術館を巡回した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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7,552人 (一日平均 236人、一日最高 737人)
- 関連行事
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○講演会 「大原美術館と現代美術」 (滋賀県立近代美術館友の会主催)
昭和62年5月23日(土) 於:講堂
講師:藤田慎一郎(大原美術館館長)
○日曜美術鑑賞会 「20世紀美術の流れ」
昭和62年5月31日(日)、6月14日(日)、28日(日) 於:講堂
講師:平田健生(当館学芸員)
- 図録(共通版)
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240×250mm、136ページ(カラー作品図版54点、モノクロ作品図版66点)
編集・発行:開催各美術館、全国美術館会議
執筆:荒屋舗透、石崎勝基、中谷伸生、東俊郎、牧野研一郎、占部敏子、平田健生、伊藤匡、
岡部幹彦、久慈伸一、佐治ゆかり、二階堂充、早川博明、溝口泰信、村田真宏
制作:美術出版デザインセンター
内容:○論文「大原コレクションのなかの現代美術」 藤田慎一郎、「抽象絵画の創造」 村田真宏、
「『行為』と『物質』のマニフェスト」 平田健生、「ライリー、モネ、その他」 石崎勝基
○年表:佐治ゆかり編
- 主催
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滋賀県立近代美術館、大原美術館、全国美術館会議