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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

開館5周年記念 近代日本画の黎明・日本美術院

会期 1989年10月07日~1989年11月05日

開催概要

開館5周年記念展のひとつとして開催したもので、収集方針のひとつ近代の日本画の中心である、日本美術院の初期の活動に焦点を当てた展覧会である。
明治31年(1898)、岡倉天心は日本美術院を結成し、日本画を中心とする美術の近代化に向けての積極的な挑戦を行なう。天心の指導の下に、横山大観、菱田春草ら急進派をはじめ、下村観山や西郷孤月らは、一般に朦朧体と呼ばれる画風をはじめ、様々な試みを行なうが、それは世間から激しい批難を浴び、組織的に未熟であった美術院自体を、結果的には瓦解させてしまうことになる。この展覧会では、大観、春草という急進派をはじめ、観山、孤月、また寺崎広業、小掘鞆音らの作品58件(うち重文1点を含む)を展示・公開し、明治30年代における日本美術院の動向を概観した。

会場

企画展示室1・2

観覧者数

12,892人 (一日平均 495人、一日最高 1,127人)

関連行事

○講演会 「鑑画会から朦朧体へ」
平成元年10月22日(日)  於:講堂
講師:細野正信(山種美術館学芸部長)
○日曜美術鑑賞会 「出品作品について」
平成元年10月8日(日)  於:講堂
講師:高梨純次(当館学芸員)

図録

240×250mm、130ページ(カラー作品図版98点 モノクロ挿図98点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館、朝日新開大阪本社企画部
内容:○論文:「新しい古流」 細野正信
○作品解説:石丸正運、高梨純次、岩田由美子
○略年譜:高梨純次編
○List of Exhibits:占部敏子

主催

滋賀県立近代美術館、朝日新聞社