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企画展
ジョゼフ・コーネル展
会期 1992年11月14日~1992年12月13日
開催概要
アメリカの「箱」の作家ジョゼフ・コーネル(1903-1972)の我が国で初めての回顧展。1930年代、ヨーロッパから伝わって来たシュルレアリスムの影響で、制作を始めたコーネルは、コラージュを手がけた後、1940年代から50年代には箱を中心に、また60年代には再びコラージュを制作した。コーネルは老いた母親と病弱な弟の世話をしなければならなかったことから、生まれ故郷のニューヨーク州からほとんど外へ出ることはなかったが、その好奇心は絵画、文学、音楽、演劇、バレエ、映画などあらゆる分野の芸術から、鳥、蝶、星座や惑星の運行にまでおよび、その背景に横たわる神秘をとらえようとした。
本展は1930年代の最初期のコラージュから、「シャボン玉セット」「バレエ」「ホテル」「鳥小屋」など主要なテーマを網羅した箱の作品群、晩年の色彩やかなコラージュまで、箱作品39点、コラージュ32点、版画3点の計74点で構成された。神奈川県立近代美術館、大原美術館、川村記念美術館巡回。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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8,190人 (一日平均 315人、一日最高 902人)
- 関連行事
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○ジョゼフ・コーネル映画会
平成4年12月8日(火) 於:講堂
上映作品:コラージュ・フィルム/Rose Hobart, Cotillion, The Children’s Party, The Midnight Party
監督、編集作品/The Aviary, A Legend for Fountains(Fragments) ,GniR RednoW, Nymphlight
○日曜美術鑑賞会
平成4年12月6日(日) 於:講堂
講師:小林昌夫(当館学芸員)
- 図録(共通版)
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270×225mm、182ページ(カラー作品図版74点、モノクロ作品・参考図版23点)
監修:サンドラ・レナード・スター
編集:開催各美術館
制作:美術出版デザインセンター
発行:読売新聞社、美術館連絡協議会
内容:○論文「ジョゼフ・コーネル展によせて」 酒井忠康、
「ジョゼフ・コーネル:黄金峰ホテル」サンドラ・レナード・スター、
「ジョゼフ・コーネルの映画」 小林昌夫
○カタログ:太田泰人、沼辺信一 ○略年譜 ○文献
- 新聞関連記事
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読売新聞 平成4年11月16日~12月11日(朝刊・10回連載)
「詩的な劇場:ジョゼフ・コーネル展」 小林昌夫
読売新聞 平成4年11月21日(夕刊) 展評 (安)
京都新聞 平成4年11月21日(朝刊) 展評 (F)
- 主催
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滋賀県立近代美術館、読売新聞大阪本社、美術館連絡協議会、読売テレビ
- 後援
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外務省、文化庁、アメリカ大使館
- 協賛
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花王株式会社
- 協力
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横田茂ギャラリー、ジェームズ・コーコラン・ギャラリー