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企画展
開館25周年記念 collection+ アメリカン・ハイ -アメリカ美術の20世紀- あの頃すべてが輝いていた
会期 2009年07月18日~2009年08月30日
開催概要
滋賀県立近代美術館は平成21年(2009年)に、開館25周年を迎えます。これを記念して、当館の収集の3本柱の一つである現代美術の収蔵品の中から、戦後アメリカ美術の名品を選りすぐってご紹介します。当館の現代美術のコレクションは、抽象表現主義から、ネオ・ダダとポップ・アートを経て、ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートにいたる戦後アメリカ美術の流れが一望できるよう、系統立てて収集されています。
第二次世界大戦後にアメリカに台頭した抽象表現主義は、シュルレアリスムやネイティヴ・アメリカンの芸術などを吸収しながら、ヨーロッパのモダン・アートの枠組みを覆す、真にアメリカ的な絵画を生み出しました。一方、これに対する反発から生まれたネオ・ダダは、絵画の外側にある日常世界へと眼を向けました。60年代になると、アンディ・ウォーホルなどを中心とするポップ・アートが全盛を誇ります。大量生産・消費される工業製品やマスメディアが氾濫させる視覚的イメージをクールに描くポップ・アートは、人工的で画一化されながらも卑俗でヴァイタリティに富むアメリカの都市生活を浮彫にしました。また60年代には、ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなど多様な芸術が花開きます。しかしこの間、アメリカは、ヨーロッパの前衛運動と呼応しながらも、常に世界の美術をリードしていたと言えるでしょう。
今回の展覧会は、「collection+」と銘打って、当館の収蔵作品のほか、国立国際美術館の所蔵する戦後アメリカ美術の名品を展示・公開いたします。アメリカが最も光り輝いていた50年代・60年代を中心に、マーク・ロスコ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホルなど、戦後アメリカ美術をきら星のように彩るアーティストの華麗な饗宴をご堪能ください。
- 展示内容
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油彩、水彩、版画、写真、立体作品など 約60点
- 関連行事
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○日曜美術鑑賞会(展示品解説)
日時:平成21年8月2日(日) 午後1時30分~ 於:講堂
講師:占部敏子(当館専門学芸員)
○たいけんびじゅつかん 「トローリたらたら絵画」
内容:アメリカの画家モーリス・ルイスさんをまねて、布に絵の具を流して作品を作ります。出来上がった作品は、後日縫製して、手提げカバンにしてお渡しします。
日時:平成21年8月22日(土)、23日(日)の2回、いずれも午前10時~午後3時 於:教養室など
対象:小中学校全学年とその保護者
定員:各日15家族程度
○サマー・ジャズ・コンサート(仮称) 滋賀県立近代美術館友の会事業
日時:平成21年7月26日(日) 午後2時~3時 於:講堂
出演:山口武デュオ(ギター:山口武、ベース:荒玉哲郎)
○美術館サポーターによるギャラリートーク
日時:平成21年7月18日(土)~8月30日(日) の毎日午後1時~
- 主催
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滋賀県立近代美術館、京都新聞社
- 後援
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滋賀県教育委員会、NHK大津放送局、びわ湖放送株式会社