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企画展
天体と宇宙の美学展
会期 2007年10月06日~2007年11月18日
開催概要
地球上の生命の源である太陽、満天の夜空に輝く星や月、無限に広がる宇宙空間に漂う銀河系。宇宙の神秘と謎はたえず人間の魂を魅了し、人々の想像力をかき立ててきた。古代より星辰の運行は、航海や牧畜、農耕などの日々の労働と生活に密接に結びつき、また惑星と黄道十二宮は、人間の性質や運命に多大な影響を及ぼすと考えられてきた。近代以降、天文学がめざましい発展を遂げ、宇宙に関する知識は飛躍的に拡大深化したが、それでもなお宇宙は人間にとって、無限の謎を秘めた存在であり、今なお人々は夜空を見上げ、星や宇宙に思いを馳せている。
この展覧会は、近現代美術を中心に、太陽と月、惑星や恒星、銀河などの天体と宇宙を主題にした美術作品を、絵画、水彩、版画、写真、立体作品など、さまざまな分野から155点選び、芸術家が、天体や宇宙をどのように思い描き、作品の中にどのような夢を託してきたのか、天文学からいかなる影響を受けてきたのかなど、人間と天体、人間と宇宙の関わりを美術の中に探る試みであった。
- 会場
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企画展示室1・2
- 関連行事
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○講演会 「天体の図像学」
日時: 平成19年10月14日(日) 於:講堂
講師:藤田治彦(大阪大学大学院文学研究科教授)
○講演会 「占星術 天と人とのコスモロジー」 (美術館友の会協賛事業)
日時: 平成19年11月17日(土) 於:講堂
講師:鏡リュウジ(占星術研究家、翻訳家)
○美術館講座 「美術の中に表された天体と宇宙のイメージ」
平成19年11月4日(日) 於:講堂
第1講「星座の歴史」 第2講「聖母マリアと月」
平成19年11月11日(日) 於:講堂
第3講「風景画の成立とともに」 第4講「20世紀の星空、太陽と月」
講師:占部敏子(当館主任学芸員)
○記念コンサート
平成19年10月28日(日) 於:講堂
「チェンバロの世界-美術館でバロック-」 (美術館友の会協賛事業)
演奏:澤 朱里(チェンバロ奏者)
- 図録
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240×182mm、144ページ(カラー作品図版179点、モノクロ作品図版5点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「星をめぐる断想」 占部敏子 ○作品解説 ○作家解説 ○出品リスト
- 新聞関連記事
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日本経済新聞 平成19年10月30日(夕刊) 「芸術家が見た月・太陽・銀河」 関 優子
京都新聞 平成19年11月10日(朝刊) 「天界との詩的な対話」 山中英之
毎日新聞 平成19年11月16日(朝刊) 「星や宇宙の謎探る」 鶴谷 真
大阪日日新聞 平成19年11月20日(朝刊)
「関西美術探訪 阪大美学研究室 278 『天体と宇宙の美学』展」 清澤暁子
- 主催
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滋賀県立近代美術館
- 後援
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滋賀県教育委員会、NHK大津放送局
- 助成
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芸術文化振興基金