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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

志村ふくみの紬織りを楽しむ

会期 2007年01月13日~2007年04月08日

開催概要

志村ふくみさんが織り成す着物作品は色彩がとても豊かで、その一色一色が冴え渡る深みを伴った染め色であると言える。それは、季節を通して自然界の植物から採取して、作家自身が丹念に絹糸に移し換えた魅力的な色彩のハーモニーでもある。
志村さんは、平成2年、紬織りの優れた技術によって66歳で重要無形文化財(人間国宝)の認定を受け、現在もとどまることなく新たな作品制作に励んでいる。それは初期から現在へと続く紬織り着物であり、一方では近年始まった、端切れを用いた現代的なコラージュ作品への新たな挑戦でもあり、作家自身は80歳を越えた今、そのような創作を楽しんでいるようだ。
この展覧会は、100点以上の志村ふくみ作品を所蔵する美術館として、これまでの作家の歩みとともにさまざまな作品や多くの資料を紹介することで、来館される方々が多くの紬作品の変遷をつぶさに鑑賞でき、志村芸術をより一層楽しんでもらえるように企画した。
また、会期が1月から4月にかけての長期間にわたることから、着物105点を35点ずつ3回に分けて展示するなど作品保護に努めた。

会場

企画展示室1・2

関連行事

○ギャラリー・トーク
日時:平成19年1月14日(日)、2月12日(月)、3月4 日(日)、4月1日(日)のそれぞれ14時から
企画展示室で開催
講師:桑山俊道(当館総括学芸員)
○親子でたいけんびじゅつかん 「植物で染める」
日時:平成19年2月24日(土) 10時~16時  於:教養室
講師:安井直子(当館嘱託学芸員)

新聞関連記事

京都新聞 平成19年1月22日(朝刊)   「『夕顔』の着物など100点」
京都新聞 平成19年3月17日(朝刊)  「美への誘い」 岩本敏朗
朝日新聞 平成19年1月23日(朝刊)  「行ってみよう、観てみよう」
朝日新聞 平成19年2月16日(夕刊)   「美術」 森本俊司
読売新聞 平成19年3月27日(夕刊)  「半世紀の集大成」 西田朋子
毎日新聞 平成19年2月8日(朝刊)   「植物染め繊細な色合い」 鶴谷真
産経新聞 平成19年2月23日(朝刊)  「豊かな色彩、模様」
神戸新聞 平成19年2月23日(朝刊)  「響き合う色と形」 堀井正純
日経新聞 平成19年3月15日(夕刊)  「チェック『紡いだ着物柔らかな色合い』」
新美術新聞 平成19年2月11日NO.1111  「志村ふくみの紬織りを楽しむ」 桑山俊道

その他関連記事

婦人公論 平成19年3月7日NO.1220   「織り重ねた色の澄明さ、豪奪さ」 橋本麻里
NHK教育テレビ 平成19年2月25日放映45分番組
新日曜美術館 「虹色のいのちをつなぐ-志村ふくみの仕事-」

主催

滋賀県立近代美術館