滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

9/22
本日開館
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9/22
9:30〜17:00
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企画展

志村ふくみの紬織り

会期 2004年04月10日~2004年05月23日

開催概要

工芸作家(染織)の志村ふくみさんは、紬織りの優れた技術によって国の重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受け、現在もとどまることなく常に新たな作品制作に励んでいます。志村さんの生み出す作品の魅力は、なんといっても自然界の植物から丹念に採取して絹糸に移し替えた、きわめて豊かな色彩のハーモニーにあります。また、古くから伝わる縞や絣など平凡でありふれた織り文様と、植物染料による染め糸を巧みに組み合わせることで、紬織りの着物を芸術作品にまで発展させた努力と功績は高く評価されました。志村さんは染織作家として、素材となる自然の恩恵をとても大切にしながら創作活動を行っています。特に野山から採取した草木で糸を染めることを「草木の抱く色をいただく」と表現するほど、自然に対して純粋で素直な創作姿勢とり続けている作家といえます。この展覧会は、昭和34年(1959)から平成5年(1993)までの間に、志村ふくみさんが制作発表された60点もの着物が、平成15年末、縁あって当館へ収蔵され、そのお披露目をかねて最新作と同時に初めて一般公開するものでした。これら60点の着物を中心に、最新作の「源氏物語」シリーズまで、約100点の志村芸術を紹介するもので、志村作品の所蔵者でファンでもいらっしゃる三笠宮寛仁親王妃信子妃殿下がご臨席になり、はからずとも、開館20周年を迎えた滋賀県立近代美術館の年度初めの企画展に最高の栄誉を添えていただくことになりました。

会場

企画展示室1・2

関連行事

○講演会・対談 「源氏物語と女性と色彩―谷崎潤一郎の周辺から」
平成16年4月18日(日) 於:講堂
講師:伊吹和子(編集者)、志村ふくみ(染織作家)
○日曜美術鑑賞会 「志村ふくみの紬織り」
平成16年4月25日(日)  於: 講堂
講師:桑山俊道(当館学芸課長)

図録

290×210、104べージ(カラー作品図版:91点 モノクロ作品図版:4点)
編集:桑山俊道
発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「志村ふくみの紬織り」 桑山俊道
○年譜○出品リスト

新聞関連記事

京都新聞 平成16年3月20日(夕刊)  「ひと・源氏物語はライフワークになりました」 太田垣賓
平成16年4月5日(朝刊)  「純乎とした色彩の宇宙」
平成16年5月1日(夕刊)  「色糸の奏でる源氏物語」 太田垣賓
平成16年5月16日(朝刊) 明日への視座/京都・滋賀からの発信「きものは“変容自在”」、「世界を繋ぐきもの文化」 鶴見和子
産経新聞 平成16年4月11日(朝刊) 「寛仁親王妃信子さま 志村さんの紬織りご見学」 
平成16年4月25日(夕刊) 「色彩芸術に昇華した草木染め」早瀬廣美
平成16年5月12日(朝刊) 「命を紡ぐ」上原恵美
毎日新聞 平成16年4月19日(朝刊) 支局長からの手紙「志村ふくみ展」 塩田敏夫
平成16年5月11日(夕刊) 「植物と蚕と私 命触れ合わせ半世紀」 岸桂子
読売新聞 平成16年4月28日(夕刊) 手帳「色で表現 源氏物語」 木村未来
日経新聞 平成16年5月6日(夕刊) 「豊かな感性、絵画的な趣」 原久子

主催

滋賀県立近代美術館、京都新聞社

後援

滋賀県教育委員会、NHK大津放送局