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9:30〜17:00
本日開館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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所蔵品が語る6つの物語

開催概要

展示室を6つのコーナーに分け、各コーナーを6人の学芸員が一人ずつ担当して展示を組み上げた、館蔵品による拡大常設展。関連企画として、来館者が展覧会を見た感想を自由に貼り付けることができるコミュニケーションボード「感想の壁」を用意したり、図録に付録CD-ROMを付け会場でも閲覧できるようにするなど、展覧会としてこれまでにない試みを実施した。
各コーナーの概要と担当学芸員は以下のとおり(展示順)。(1)美術作品に現われた、見る者に安らぎと喜びの感情をもたらすさまざまな楽園のイメージを検証する【楽園天国】(田平麻子)。(2)雑誌のグラビア、日用品のパッケージ、そして過去の名画など、既存のイメージを引用・剽窃・複製してつくられた現代美術作品の理念を考える【引用と複製】(尾﨑佐智子)。(3)墨の濃淡だけで画面をつくり上げる東アジア独特の絵画ジャンル典“水墨画”の魅力を紹介する【墨をめぐらして五色具わり、ますか】(高梨純次)。(4)歴史画の画題の表現が画家の個性や生きた時代などによってどう変化するのか、その違いの妙を検証する【テーマと構想-歴史や故事人物を描く-】(岩田由美子)。(5)伝統的な焼き物をより深く掘り下げようとする方向と、土を用いたより前衛的な立体造形を志向する方向に二分される現代の陶芸術を並べて紹介する【陶の現在-より前に、より深く-】(桑山俊道)。そして、(6)作品と鑑賞者との位置関係にほんの少し工夫を加える一風変わった観賞法を体験するとともに、鑑賞者と美術館の相互交流を図る【作品の前のあなた、あなたの前の作品】(平田健生)。

会場

企画展示室1・2

関連行事

○日曜美術鑑賞会(展示品解説) 
平成14年6月16日(日)  於:講堂
講師:平田健生(当館主任学芸員)
○映画上映会
平成14年6月9日(日) 「岡倉天心のこころ」 43分、「横山大観・その心とかたち」 30分
平成14年6月23日(日) 「ニューヨーク派」 55分、「アメリカン・アート1960年代」 57分
平成14年7月7日(日) 「近代彫刻の巨匠たち」 第1部~第3部 各60分
於:講堂

図録

A4判(296×210mm) 、6ページ×6分冊(カラー図版31点、モノクロ図版59点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
論文:田平麻子、尾﨑佐智子、高梨純次、岩田由美子、桑山俊道、平田健生
全作品&論文をブラウザで閲覧できる、Windows&Macintosh両対応のCD-ROM付き。購入後特典として、
展示作品に対する来館者の感想の数々を、インターネットを通して閲覧できるサービスを実施。

新聞関連記事

読売新聞 平成14年6月1日(夕刊)  展評 「質素な企画に豊かな美」 森本俊司
中日新聞 平成14年6月22日(夕刊) 紹介記事 「予算削減に苦しむ公立美術館」 持田則子
京都新聞 平成14年6月29日  紹介記事 「視覚中心から多様な鑑賞へ」 太田垣實

主催

滋賀県立近代美術館