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企画展
開館15周年記念・所蔵名品展 現代美術・新体験
会期 2000年01月05日~2000年02月20日
開催概要
当館の開館15周年を記念して開催した所蔵名品展の第2弾であり、当館の作品収集方針のひとつである、《戦後のアメリカと日本を中心とした現代美衝作品》の中からよりすぐった52点の作品を、現代美術を特徴付ける4つのキーワード-“ここ(場と空間)”“いろ(色彩とモノクローム)”“わたし(内面と外界)”“ことば(言語と記号)”-を軸にしながら、ストーリー性をもたせて展示した。なお本展は『教育普及』的側面を強調した展覧会であり、展示された名作品の脇には作品のひとつの見方を紹介する「鑑賞のためのヒント」というパネルを設置し、また会場入口ではクイズ形式で作品をより深く見ることができる「たのしくわかるワークシート」を、入場者全員に無料配布した。さらに展覧会を一方通行的ではなく相互方向的に楽しめるよう、ジグソーパズルやカードゲームを楽しみながら作品の見方を学習できる《プレイコーナー》や、展覧会を見た人が作品ごとの感想をメッセージボードに貼り付けることができる《どの作品が一番?》など、来館者どうしのコミュニケーションを活性化させるための様々な仕掛けも多数用意した。さらに、米国の日用雑貨品のパッケージや、日本と西洋の色に対する意識の違いを示すカラーチャートなど、鑑賞を助ける諸資料を作品の脇に並べて展示した。大人の美術ファンから子供たちまで、誰でも遊び感覚で現代美衝に親しみ、作品と向かい合う衝を身につけることができる、ユニークな展覧会であった。
なお本展の会期中、1月5日(水)から10日(月・祝)までは、無料公開期間となった。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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5,643人 (一日平均 138人、一日最高 718人)
- 参加型展示のコーナー
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○プレイコーナー 《作品のジグソーパズル》
○プレイコーナー 《アートカードゲームで遊ぼう》
○参加型コーナー 《どの作品が一番?》
- 関連行事
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○日曜美術鑑賞会 「気軽にモダン・アート」
平成12年1月16日(日)・1月30日(日)・2月13日(日) 於:講堂
内容:本展出品作の複製図版を用いたアート・ゲームのワークショップ
講師:平田健生(当館学芸主任)
- セルフガイドブック
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「たのしくわかるワークシート」(入場者に無料配布)
210×148mm、16ペ-ジ
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:全出品作品についての、1作品あたり3~4問の設問からなるワークシート
- リーフレット
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「鑑賞のためのヒント」
210×148mm、16ページ
編集・発行:滋賀県立近代美衝館
内容:全出品作品についての件品解説(会場内のパネルと同文)
- 新聞関連記事
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日本経済新聞 平成12年1月27日(夕刊) 「学芸員のこだわり感じて」 中野稔
京都新聞 平成12年1月29日(朝刊) 展評 山中英之
読売新聞 平成12年2月2日(夕刊) 「現代美術自由に楽しもう」 木村未来
毎日新聞 平成12年2月16日(夕刊) 展評 岸桂子
- 主催
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滋賀県立近代美術館