滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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本日開館
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9:30〜17:00
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企画展

リキテンスタイン 版画の宇宙 1948-1997

会期 1998年07月04日~1998年08月16日

開催概要

ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)は、漫画の一コマや商品広告を拡大した絵画で知られるアメリカ・ポップ・アートの巨匠である。ミッキー・マウスを主題にした油彩画「見ろよ、ミッキー」(1961年)を制作して以来、リキテンスタインは従来卑俗なサブ・カルチャーとして蔑まれていた漫画やイエロー・ページの広告を絵画の中に持ち込み、大衆文化と高級芸術、アートと日常生活の垣根を取り払った。さらに様式そのものも漫画の印刷スタイルを意図的に模倣し、三原色を主体とした平塗りの鮮やかな色彩、太い輪郭線、印刷の網点を拡大した水玉模様を特徴とする独特の様式を確立し、一躍ポップ・アートのスターとなった。
リキテンスタインはまた、版画のもつ多様な表現の可能性に早くから注目し、様々な技法を試みた画家の一人である。すでに1848年に最初のリトグラフと木版画を手掛けているが、1850年代には、ドイツ表現主義の影響を思わせる木版画やエッチングを制作し、ポップ・アートに移行してからは、絵画と平行して、常に版画制作に情熱を注ぎ、木版、リトグラフ、スクリーンプリント、コラージュなどの多様な技法を併用して、洗練された都会的なセンス溢れる版画を次々と生み出した。
本展は、一般にあまり知られていない初期の木版画から、60年代のポップ・アートの典型的な作品を経て、80年代以降の大型版画にいたるリキテンスタインの50年におよぶ版画制作の画業を、立体作品を含む計95点の版画作品によって回顧した。なお本展は、小田急美術館、川村記念美術館、笠間日動美術館、大丸ミュージアムKOBE、高松市美術館に巡回した。

会場

企画展示室1・2

観覧者数

8,368人 (一日平均 220人、一日最高 473人)

関連行事

○講演会
平成10年7月19日(日)  於:講堂
講師:広本伸幸(川村記念美術館学芸課長)
○日曜美術鑑賞会
平成10年7月12日(日)  於:講堂
講師:田平麻子(当館学芸員)

図録(共通版)

298×208mm、168ページ(カラー作品図版115点、モノクロ参考図版23点)
編集・発行:「リキテンスタイン-版画の宇宙-展」実行委員会
内容:○論文:「ロイ・リキテンスタインの版画:洗練という芸術」 ルース・E. ファイン
「ロイ・リキテンスタイン」 広本伸幸
○インタヴュー:「ロイ・リキテンスタイン」 デイヴィッド・シルヴェスター
○年譜   ○展覧会歴   ○主要参考文献

新聞関連記事

産経新聞 平成10年7月7日~9日(夕刊) 「挑戦する芸術リキテンスタイン」 (3回連載) 早瀬廣美
京都新聞 平成10年7月18日(朝刊)  展評 (山)
産経新聞 平成10年7月26日(朝刊)  展評 早瀬廣美
読売新聞 平成10年8月7日(夕刊)  展評 木村未来

主催

滋賀県立近代美術館、産経新聞社

後援

アメリカ大使館・大阪新聞・夕刊フジ・サンケイリビング新聞・関西テレビ放送・ラジオ大阪

協力

日本航空