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企画展
幕末明治の天才絵師 河鍋暁斎展
会期 1998年04月04日~1998年05月10日
開催概要
幕末の幕藩体制の崩壊から維新を経て近代化へと邁進する激動の時期を、絵師として生きた河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい。1183-1189)。江戸時代末期、下総国古河に生まれ狩野派にも学んだ暁斎は、古典的な正統法と奇想性が相克する独特の個性を発揮しつつ、御用絵師としての狩野派が解体してゆく中で、新聞雑誌の挿絵や戯画、図案意匠にも取り組み、近代の先駆的仕事に才能を開花させた。暁斎の画業は、欧米では早くから高い評価を受けていたが、国内では近年になってようやく再評価の気運が高まってきたところである。本展は、関西で初めての暁斎回願展となった。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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6,837人 (一日平均 214人、一日最高 467人)
- 関連行事
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○講演会 「ジャポニスムの中の暁斎」
平成10年4月19日(日) 於:講堂
講師:山口静一(埼玉大学名誉教授)
○日曜美術鑑賞会
平成10年4月26日(日) 於:講堂
講師:岩田由美子(当館学芸員)
- 図録(共通版)
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285×225mm、144ページ (カラー作品図版219点、その他参考モノクロ図版5点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館・秋田県立近代美術館・岡崎市美術博物館・毎日新聞社内容:○論文:「画鬼暁斎の想像力」 芳賀徹(東京大学名誉教授、岡崎市美術博物館長)、
「河鍋暁斎考」吉田漱(美術史家)、「文明開化に背を向けた男 河鍋暁斎」山口静一、
「東の画家、河鍋暁斎とその時代」 岩田由美子、
「大和美人図屏風」 河鍋楠美(財団法人河鍋暁斎記念美術館理事長・館長)
○作品解説、太田和夫(秋田県立近代美術館学芸員)、鈴木智子(岡崎市美術博物館学芸員)
○略年表:財団法人河鍋暁斎記念美術館編
○関係文献抄:財団法人河鍋暁斎記念美術館編
- 新聞関連記事
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京都新聞 平成10年4月18日(朝刊) 「民衆のエネルギー、情念を絵筆に」 太田垣實
産経新聞 平成10年4月26日(朝刊) 「英国人が名付けた『DEMON』復活」 生田誠
- 主催
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滋賀県立近代美術館、毎日新聞社
- 協力
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財団法人 河鍋暁斎記念美術館、株式会社 六耀社