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会期終了 企画展
現代版画の一断面 -館蔵品による-
会期 1997年02月22日~1997年03月30日
開催概要
当館は、戦後のアメリカと日本の現代美術をコレクションの柱の一つに掲げているが、版画の分野では、このほか今世紀前半にヨーロッパで活躍した巨匠たちの作品も含め、多彩な版画を収集している。本展は、当館の現代美術の版画コレクションを「戦前のヨーロッパの版画」「アメリカの現代版画」「日本の現代版画」の三つのセクションに分類し、38作家91点の作品を展示し、版画というメディアの中に現れた現代美術の多様な側面を紹介した。
まず「戦前のヨーロッパの版画」では、マティス、ピカソ、カンディンスキーなど、今世紀前半に美術の世界に革命をもたらし、現代美術に多大な影響を与えた作家の作品を、「アメリカの現代版画」では、抽象表現主義のジャクスン・ポロックに始まり、ネオ・ダダのロバート・ラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズ、ポップ・アートのウォーホル、リキテンスタイン、オルデンバーグ、ジム・ダインの作品を中心に展示した。また「日本の現代版画」では、加納光於、靉嘔、池田満寿夫など、日本の版画界を代表する作家のほか、若手・中堅作家の作品を展示した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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3,550人 (一日平均 111人、一日最高 249人)
- 関連行事
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○講演会
平成9年3月9日(日) 於:講堂
講師:中谷至宏(京都市美術館学芸員)
○日曜美術鑑賞会
平成9年3月2日(日) 於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)
- 図録
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295×220mm、136ページ(カラー作品図版84点、モノクロ作品図版257点)
編集・発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「滋賀県立近代美術館の収蔵する版画作品について」 占部敏子
○作品解説:占部敏子 ○作家解説:平田健生、尾﨑佐智子、占部敏子 他
○技法解説:平田健生
- 新聞関連記事
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京都新聞 平成9年3月8日(朝刊) 展評 (山)
- 主催
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滋賀県立近代美術館