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企画展
グラフィック・コスモス -松永真デザインの世界展-
会期 1996年05月25日~1996年06月30日
開催概要
松永真(まつなが・しん。1940- )は、新鮮な発想と大胆なイメージで、常にグラフィックデザインの最前線で話題作を発表し続けてきた現代日本を代表するグラフィックデザイナーの一人である。グラフィックデザインを核とし、ポスター、CI計画、パッケージなどその活動は多岐にわたり、毎日デザイン賞をはじめ、ワルシャワ国際ポスタービエンナーレ金賞・名誉賞、芸術選奨文部大臣新人賞など数多くの受賞歴をもち、世界の著名なデザイナー20名が招待参加したフランスのタバコ「ジタン」のパッケージの国際デザインコンペでの優勝など、手掛ける作品すべてにわたる完成度の高さは、国内はもちろん世界的にも非常に高い評価を受けている。又、松永は近年、デザインという制約を離れて、フォーラージュと称する写真の仕事や、メタルフリークスと称するブロンズ彫刻、ペーパーフリークスと称する版画など、オリジナル作品を積極的に手掛けており、作家の豊かな発想の原点をかいまみせる非常に興味深い存在となっている。本展は、グラフィックデザインの代表作品から、オリジナル作品まで400点を超える作品で構成され、豊で創造性にあふれる松永真の全貌をあますことなく紹介する展覧会となった。なお、この展覧会は、高岡市美術館、国際デザインセンター、河口湖美術館、福岡三越ギャラリーを巡回した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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7,272人 (一日平均 227人、一日最高 754人)
- 関連行事
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○座談会
平成8年5月25日(火) 午後2時~ 於:講堂
対談者:松永真(グラフィックデザイナー)、片岸昭二(富山県立近代美術館主任学芸員)、
舟塚雅恵(高岡市美術館学芸員)、榮樂徹(当館学芸課長)
- 図録(共通版)
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220×172mm、308ページ(カラー作品図版427点、モノクロ作品図版192点)
編集:松永真、斉藤弘之、駒形敦子、正木賢一
発行:グラフィック・コスモス-松永真デザインの世界展実行委員会
内容:○論文:「輝きをます松永真のデザイン哲学」 片岸昭二
○年譜 ○個展歴 ○受賞歴 ○著書 ○コレクション
- 新聞関連記事
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京都新聞 平成8年6月15日(朝刊) 「美術」 山中英之
日本経済新聞 平成8年6月14日(夕刊) 「Next 関西」 白木緑
朝日新聞 平成8年6月7日(夕刊) 「美術館から」 山盛英司
- 主催
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滋賀県立近代美術館、グラフィック・コスモス-松永真デザインの世界展実行委員会