滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

9/22
本日開館
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9/22
9:30〜17:00
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企画展

時間/美術 20世紀美術における時間の表現 -Time in Contemporary Art-

会期 1994年05月21日~1994年07月17日

開催概要

日頃、時計や時刻表などを通して、私たちが身近に感じている時間。しかし、時間そのものは目に見えず、人間の五感ではとらえられない存在である。けれども視覚芸術である美術の様々な局面で、「時間」という問題が常に問われてきたことは、否定できない事実であろう。美術家にとって、作品を制作する究極の目的は、目に見えない不可視の世界を、目に見えるかたちにすることだと言えるが、ギリシャの古典美術から現在の最新の美術に至るまで、数多くの作家がそれぞれの方法論で、この目に見えない「時間」を視覚化することに取り組んできた。
美術における時間性の問題。それは魅力的かつ現代的ではあるが、極めて壮大なテーマである。そこでこの展覧会では、20世紀美術に的を絞り、また《瞬間》《経過・推移》《反復》《持続》《順序・変化》《運動》《永遠》といった7つのセクションを設けることによって、20世紀の美術が「時間」をどのように問題としたのかを、多角的に考察した。多様な現代美術の諸相を「時間」という斬新なファクターを介して検証した本展は、我々人間にとって根源的な概念である「時間」と美術の関係を明らかにする国内初の試み。43人の作家による絵画、彫刻、写真、映画など、様々な表現による70点余りの質の高い作品群は、見る者を深い、哲学的思考へと導く場を創出した。

会場

企画展示室1・2

観覧者数

13,405人 (一日平均 268人、一日最高 806人)

関連行事

○講演会 日曜美術鑑賞会
平成6年5月29日(日) 午後1時30分~  於:講堂
講師:高橋佐智子(当館学芸員)
○アンディ・ウォーホル映画会
平成6年7月1日(金) 午前10時~午後4時 「スリープ」(6時間/モノクロ/サイレント/1963年)
平成6年7月2日(土) 午前10時~午後6時 「エンパイア」(8時間/モノクロ/サイレント/1964年)
平成6年7月3日(日) 午後2時~4時 「キス」(54分/モノクロ/サイレント/1963年)
「イート」(45分/モノクロ/サイレント/1963年)
於:いずれも講堂
○野村仁 音楽会
平成6年7月9日(土) 午後6時~7時
曲目:1.「RNAワールドまたは生物と無生物の間」(「バード・スコア」より) 10分20秒
ピアノ=香野綾子、チェロ=左納実子
2.「クウォーク・ソング」(「バード・スコア」より)
・1986年12月10日……1分35秒
・1986年12月11日……1分21秒
・1987年2月6日……1分48秒
ピアノ+ソプラノ=北村千絵
3.「真空からの発生」(「ムーン・スコア」より) 7分16秒
弦楽五重奏:ヴァイオリン=吉田祐子、ヴィオラ=原田亜紀、大川幸子、
チェロ=左納実子、香野綾子
4.「二重螺旋または星間空間の生命」(「バード・スコア」より) 約5分
コンピューター=吹田哲二郎
5.「宇宙はきのこのように発生したか」(「ムーン・スコア」より) 21分51秒
弦楽五重奏:ヴァイオリン=吉田祐子、ヴィオラ=原田亜紀、大川幸子、
チェロ=左納実子、香野綾子
於:講堂  特別ゲスト:野付仁

図録

300×230mm、198ページ(カラー作品図版96点、モノクロ作品図版32点)
編集:滋賀県立近代美術館
発行:滋賀県立近代美術館、朝日新聞社
内容:○論文:「序論」 高橋佐智子、「造形芸術と時間についての覚書」 辻成史、「芸術的時間論への祝杯」 谷川渥、
「20世紀美術における『動き』の展開」 前山裕司、「モダニズム絵画と時間」尾崎信一郎、「『瞬間を
求めて』 -19世紀の写真と時間に関するノート」 安田篤生、「絵巻物の時間表現」 岩田由美子
○作家・作品解説:高橋佐智子、小林昌夫、安田篤生

新聞関連記事

朝日新聞 平成6年5月24日~6月9日(朝刊・滋賀版) 「作品解説」 (10回連載) 高橋佐智子
毎日新聞 平成6年6月7日(朝刊・大阪版)  展評 森口まどか
朝日新聞 平成6年6月16日(朝刊・東京版/大阪版共通)  展評 (吉) 吉村良夫
京都新聞 平成6年6月18日(朝刊)  展評 (O) 太田垣實
産経新聞 平成6年6月18日(朝刊・東京版/大阪版共通カラー)  展評 中川素子
読売新聞 平成6年6月23日(夕刊・大阪版カラー)  展評 安黒正流
毎日新聞 平成6年6月23日(夕刊・大阪版)  展評 田原由紀雄
産経新聞 平成6年6月26日(朝刊・大阪版カラー)  展評 (美) 早瀬廣美
平成6年7月6日(夕刊・東京版/大阪版共通カラー)
「視覚化された時間=停滞・残響・逆流・凍結」 (展評) 鷲田清一

雑誌関連記事

美術手帖/BT 1994年8月号(月刊)  「Exhibition Review」 茂登山清文
ART NEWS/日本版 1994年8月号(月刊)  「Reviews」 江利川憲

その他関連記事

NHK 平成6年7月3日  日曜美術館 今週のギャラリー 高橋佐智子

主催

滋賀県立近代美術館、朝日新聞社