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常設展
SMoA Collection – 近現代美術Ⅰ – ネオ・ダダとポップ・アート
会期 2023年6月25日(日)〜10月1日(日)
開催概要
今、世界中で、「持続可能性(サステナビリティ)」の追求が始まっています。その背景にあるのは、このままの社会ではいずれ立ち行かなくなるという危機感です。そして、「このままの社会」の中心を成すのが、アメリカでは1920年代から、日本では1950年代から始まるいわゆる大量消費社会であることは論を俟たないでしょう。この大量消費社会に対するアーティストたちからのカウンターとして起こったのが、1950年代から60年代にかけての、ネオ・ダダとポップ・アートです。
ネオ・ダダは1950年代末にアメリカで台頭した動き。ネオ(新しい)という単語が示す通り、第一次世界大戦当時にヨーロッパで起こったダダとの類似性に着目して名付けられました。ロバート・ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズに見られるように、既製品を使用するレディメイドという手法、複数の図像を流用するコラージュ、写真を転写しやすいシルクスクリーン(版画の技法の一種)を使うなどして、既成の芸術や美意識への反抗が試みられています。
ポップ・アートは1950年代末にイギリスで起こった動き。1960年代初頭にはその中心はアメリカに移ります。アンディ・ウォーホルがよく知られるように、大量消費社会における大衆文化のイメージやアイコンを大胆に流用し、高尚な芸術と非俗な大衆文化という従来の理解に対して問題提起をしました。
「SMoA Collection−近現代美術Ⅰ−」では、滋賀県立美術館のコレクションの中から、ネオ・ダダとポップ・アートの作品と、先行するダダに位置付けられ、後続のアーティストたちに大きな影響を与えたマルセル・デュシャンの作品を展示します。
- 会期
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2023年6月25日(日)〜10月1日(日)
- 休館日
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毎週月曜日
- 開館時間
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9:30-17:00(入場は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 展示室2
- 観覧料
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一般/540円(430円)
高校・大学生/320円(260円)※( )は20名以上の団体料金
※常設展のチケットで展示室1、小倉遊亀コーナー、展示室2を観覧可
※中学生以下、県内居住の65歳以上、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
◎毎週日曜日は「木の家専門店 谷口工務店フリーサンデー」
常設展示をどなたでも無料で観覧いただけます。
- 主催
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滋賀県立美術館
- 作家・作品解説