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本日開館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

時と風景─未来をつなぐコレクション

会期 2016年4月23日~2016年6月26日

開催概要

どのように「時」と向き合い、それをどんな「風景」として表現するのか。その方法は作家や作品によって様々です。古今東西を問わず、作家たちは炭坑のカナリアのようにするどく時代の空気に反応し、過去を見つめ、そして未来へとつながる表現の在り方を模索してきました。とりわけ、20世紀以降の美術作品において、時との接続方法や風景表現のあり方は多様な展開を見せます。とらえどころがなく、目で見る事のできない「時」は個々の作品として可視化され、見る者を深い哲学的な問いに導きます。そして眼の前にある「風景」は、それを写実的に捉えたものだけではなく、抽象的な造形言語や、目に見えない心の景色としても表象されます。こうした作品を見る私たちにとっても、「時と風景」は多くの人と共にいまここで共有しながら、同時にひとりひとりの中にだけ流れ存在し、個々の記憶や思い出とも深く結びついてゆくものではないでしょうか。

 本展は滋賀県立近代美術館所蔵の現代美術作品を中心に、「時と風景」というテーマがそれぞれの作品の中にどのように結びついているのか、約80点の作品を通じてご覧いただくものです。

 1984年にオープンして以来、30年を越えて活動を続ける当館は、今改めてコレクションの意義を見つめ直してゆく時期を迎えています。そうした中、本展が、今一度当館の魅力を感じていただく場となること、そしてそこで出会う時と風景が、またひとつ誰か/何かとの未来をつないでいくことを願います。

「ハンドアウト」.pdf

展覧会の見どころ

見どころ

クリフォード・スティル、アンリ・マチス、コンスタンティン・ブランクーシら欧米の作家や、福岡道雄、岡田修二といった滋賀県ゆかりの作家の作品等、当館が誇る名品たちを一挙にご紹介します。
これまで展示する機会が限られていた宮島達男《133651 Region》を約20年ぶりに展示するほか、ロバート・ラウシェンバーグの版画作品《ストーンド・ムーン》の中から当館所蔵の全11点と、当館所蔵の福岡道雄の彫刻作品全10点すべてをご紹介します。

会期

平成28年 4月23日(土)─6月26日(日)

休館日

毎週月曜日

観覧料

一般 800円(600円) 高大生 500円(400円) 小中生 300円(250円)
( )内は前売および20名以上の団体料金

ローソンチケットでお買い求めの前売券は、当館総合受付(チケットカウンター)にて観覧券とお引き換え下さい。 Lコード 54720
前売券販売箇所のご案内はこちら

※身体障害者手帳等をお持ちの方は、常設展・企画展とも観覧料は無料です。

出展予定作家

岡田修二、河原温、福岡道雄、三橋節子、宮島達男、アンリ・マチス、クリスト、クリフォード・スティル、ロバート・ラウシェンバーグ、他

主催

滋賀県立近代美術館、京都新聞

後援

NHK大津放送局、BBCびわ湖放送、滋賀県教育委員会