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自由の女神達
塔本シスコ(1913-2005)
作品解説
シスコが81歳の頃に八日市文化芸術会館にて開催された、初めての大規模個展にまつわる作品です。画面左側には感謝の意を込め、展覧会の担当学芸員とその知人の方を、目も覚めるようなエネルギッシュな筆致で描いています。画面右側には画中画として描かれた展覧会のポスターを背に、にこやかに笑うシスコと関係者たち。シスコが絵を描き始めたのは50歳を過ぎてからです。「死ぬるまで絵ば描きましょうたい」と熊本弁で語り、愛する家族や身近な草花、小さな生き物、子供の頃の思い出などを、あたたかな観察眼と自由な想像力で丹念に描きつづけ、91歳でその生涯を閉じました。
作品データ
1994年(平成6年)
油彩・カンヴァス
144.0×110.6cm