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会期終了 企画展
高田敬輔と小泉斐 -近江商人が美術史に果たしたある役割-
会期 2005年04月23日~2005年05月29日
開催概要
江戸時代中期の画人で、近江日野出身の高田敬輔(1674-1755)は、京狩野第4代永敬に学んだ。師の没後は仁和寺門跡に重用され、江戸進出もはかって中央絵師として名をあげる一方で、故郷に戻り弟子を育成する。その中には関東に店舗を持つ日野商人も含まれ、彼らがまた関東で弟子を育成した。本展覧会では京狩野から敬輔へ、また敬輔から関東の門流への流れを、敬輔の師弟の作品も交えてたどり、近江出身の一絵師が中央で活躍し再び地方に回帰してゆく姿とともに、近江商人が江戸文人サークルの育成に果たした役割についても紹介した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 関連行事
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○記念座談会
平成17年5月8日(日) 於:講堂
パネラー:五十嵐公一(兵庫県立歴史博物館 主査・学芸員)
日永伊久男(日野町教育委員会 町史編さん室係長)
山本ゆかり(学習院大学大学院)
山下善也(静岡県立美術館主任学芸員)
橋本慎司(栃木県立美術館主任研究員)
司会:國賀由美子(当館主任学芸員)
○日曜美術鑑賞会
平成17年5月1日(日) 於:講堂
講師:國賀由美子
- 図録
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297×227mm、220ページ
編集:滋賀県立近代美術館、栃木県立美術館
発行:滋賀県立近代美術館
内容:○論文:「「湖東」出身の画家、高田敬輔」 マニー・L・ヒックマン(日本美術史家)、
「狩野永敬と高田敬輔」五十嵐公一、
「高田敬輔から月岡雪鼎へ-継承の問題をめぐって-」 山本ゆかり、
「近江商人が美術史に果たしたある役割-『敬輔画譜』から読み取れること-」 國
賀由美子、
「島崎雲圃・小泉斐-二人の画業-」 小林聖夫(黒羽町文化財保護審議委員) 、
「黒羽藩主大関増業・増儀の書状に見える小泉斐との交流」 新井敦史(黒羽町芭蕉
の館学芸員)、
「小泉斐-偉大なる無名画人へのアプローチ-」 橋本慎司
○章立て・作品・作家解説:國賀由美子、橋本慎司
○敬輔・斐 関連年表・系図、生没年表 國賀由美子、橋本慎司
- 新聞関連記事
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読売新聞 平成17年5月14日~19日(朝刊) 「高田敬輔と小泉斐」 (5回連載) 國賀由美子
日経新聞 平成17年5月14日(夕刊)
「高岡敬輔と小泉斐展 上方画法広めた近江商人 商売行脚で各地に種」 兼
吉毅
京都新聞 平成17年5月28日(朝刊)
「共通する奇怪表現と地方の自由 高田敬輔と小泉斐展」田島達也(京都市立芸
術大学講師)
毎日新聞 平成17年5月20日(夕刊)
「高田敬輔と小泉斐展 近江商人の師から弟子へ 家業と絵 二足のワラジで
結ぶ」 岸桂子
- 雑誌関連記事
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美術研究 388号 平成18年2月 東京文化財研究所
「展覧会評 墨黒の悩ましい存在感-「高田敬輔と小泉斐」展を観て-」 綿田稔
美術フォーラム21 13号 平成18年4月
「展覧会評 高田敬輔と小泉斐 近江商人が美術史に果たしたある役割 滋賀県立近代美術館」
田島達也
- 主催
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滋賀県立近代美術館、栃木県立美術館、読売新聞大阪本社
- 後援
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滋賀県教育委員会、NHK大津放送局
- 企画協力
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リーヴル