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企画展
フランス近代絵画展 -松岡清次郎コレクションより-
会期 1996年04月10日~1996年05月19日
開催概要
東京新橋にある松岡美術館は、実業家の松岡清次郎氏が長年にわたって収集した中国、日本、朝鮮、ペルシアなどの陶器をはじめ、石造彫刻やエジプト、ギリシア、ローマの古代遺物、日本画・洋画の優れたコレクションで知られている。しかし松岡氏のコレクションは、これにとどまらず、晩年にフランス絵画の収集も手掛け、印象派の先駆者と言われるブーダンから印象派のモネ、ピサロ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのピカソ、エコール・ド・パリの画家などフランス近代絵画の巨匠たちの作品を多数収集した。
同コレクションの特徴の一つは、モネ、ルノワールなどの巨匠と並んで、アルマン・ギョーマン、アンリ・モレ、ギュスターヴ・ロワゾー、アンリ=エドモン・クロス、アンリ・マルタンなど、日本ではあまり知られていない印象派や新印象派の作品を所蔵していることである。またキスリング、ヴァン・ドンゲン、ユトリロ、ローランサン、シヤガール、藤田嗣治など、エコール・ド・パリの作家のコレクションに見るべきものが多い。
本展は松岡美術館の全面的な協力を得て、同コレクションの近代フランス絵画部門より、印象派からエコール・ド・パリにいたる37作家の作品80点を選んで、展示した。
- 会場
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企画展示室1・2
- 観覧者数
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19,837人 (一日平均 567人、一日最高 1,291人)
- 関連行事
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○日曜美術鑑賞会
平成8年4月28日(日) 於:講堂
講師:占部敏子(当館学芸員)
- 図録
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280×220mm、154ページ(カラー作品図版111点、モノクロ参考図版17点)
編集・発行:松岡美術館
監修:千足伸行
内容:○論文:「フランス絵画の1世紀:リアリズムからエコール・ド・パリへ」 千足伸行
○作品解説・作家解説:新畑泰秀、吉澤京子、矢野陽子、湊典子、龍野有子、佐藤幸宏、冨田章
○作家年表 ○松岡美術館プロフィール
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京都新聞 平成8年4月8日(朝刊) 特集記事 カラー写真7点
- 主催
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滋賀県立近代美術館、京都新聞社