企画展
「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」
会期 2023年7月8日(土)〜9月18日(月・祝)
開催概要
本展では、滋賀県大津市出身の写真家・今森光彦が長年にわたり撮り続けてきた滋賀の里山を通して、水の循環に着目しました。撮影の中で出会った水の匂いに、自身の原風景を思い出したと言う今森は、里山における水の循環を、生命の循環とともに写しとっています。水は奥山から人々の住処を流れ、琵琶湖へと戻り、大気を通して再び大地へと還ってゆきます。里山に宿る多様な生態系と、その土壌となっている豊かな環境は、私たちの忘れてしまった原風景を、水の匂いとともに思い出させてくれるかもしれません。
- 会期
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2023年7月8日(土)〜9月18日(月・祝)
- 休館日
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毎週月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館)
- 開館時間
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9:30-17:00(入場は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 展示室3
- 観覧料
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一般 1,200円(1,000円)
高校生・大学生 800円(600円)
小学生・中学生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
- 主催
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滋賀県立美術館
- 協力
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有限会社オーレリアンガーデン
株式会社クレヴィス
株式会社たねや
- 協賛
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株式会社ニコン
株式会社ニコンイメージングジャパン
- 後援
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エフエム京都
- 企画
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芦髙郁子(滋賀県立美術館 学芸員)
- 会場グラフィックデザイン
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長岡綾子(長岡デザイン)
- チラシデータ
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※チラシの内容(裏面最上段の作品の撮影年)に誤りがございました。
皆様には心からお詫び申し上げますとともに、正誤をお知らせいたします。誤)1《比叡山の裾野に広がる田植えの頃の棚田》1995年
正)1《比叡山の裾野に広がる田植えの頃の棚田》1989年
- イベント
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関連イベントも多数開催予定!!
詳細は、ページ下部の「関連イベント」欄でご確認ください。◆今森光彦 スペシャルギャラリーツアー ※事前申込制/抽選
日 時:
7月16日(日)、9月17日(日) 両日とも14時から(約90分)
(7月16日(日)17時から(約90分)【滋賀県美メンバーズ限定】)◆アートにどぼん!たいけんびじゅつかん拡大版 ※事前申込制/抽選
「切り絵ワークショップ 里山を作ろう!」
日 時:
8月15日(火)
午前(10時から12時)
午後(13時30分から15時30分)◆株式会社たねや協力ワークショップ
「ラ コリーナで小さな里山を作ろう!」 ※事前申込制/抽選
日 時:
7月23日(日)
午前(9時30分から11時30分)
午後(13時30分から15時30分)
会 場:
ラ コリーナ近江八幡◆びわこ文化公園3館(滋賀県立美術館・滋賀県立図書館・滋賀県埋蔵文化財センター)連携共同事業
「講演会 ヒトと自然のかかわりから見た近江」 ※事前申込不要/当日先着
日 時:
9月2日(土)14時から(約90分)
講 師:
堀 真人(滋賀県文化財保護協会)
- プレスリリース
- 年譜・作品リスト
作家プロフィール

©️オーレリアンガーデン
今森光彦
今森光彦は、1954年(昭和29年)に滋賀県大津市に生まれ、第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞(「拳」の字は正しくは旧字体)、地域文化功労者文部科学大臣表彰をはじめ、数々の賞を受賞しています。
学生の頃から世界各国を訪問し、熱帯雨林から砂漠まで、その自然に生きる生物とそれらを取り巻く環境を撮影。1992年(平成4年)、写真雑誌『マザー・ネイチャーズ』夏号に「里山物語」を発表して以降、滋賀・仰木地区の琵琶湖を望む田園風景の中にアトリエを構え、自然と人の関わりを里山という概念を通して撮影し続けています。
写真集『里山物語』(新潮社)、『湖辺 生命の水系』(世界文化社)、『世界昆虫記』(福音館書店)、写真絵本『やまおやじ』(小学館)、『おじいちゃんは水のにおいがした』(偕成社)、切り絵作品『ちょう』(アリス館)、『切り紙昆虫館』(童心社)など、数多くの著書があリます。
その活動は、作品の発表や執筆活動にとどまらず、一般の人々に里山の自然を体験してもらう「今森光彦さんと里山を歩こう」や「今森光彦・里山昆虫教室」の開催など、実践的なイベントにも取り組み、近年は、環境農家、ガーデナー、里山環境プロデューサーとしても活動しています。