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本日開館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」

会期 2025年6月21日(土)~9月7日(日)

開催概要

 ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなど、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗(1989- )と吉岡紗希(1988- )による二人組のアーティストです。2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を発表し、2024年に『ゆうやけにとけていく』(小学館)で第71回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第29回日本絵本賞大賞を受賞するなど、数々の高い評価を得てきました。
 2人の活動は絵本の分野にとどまらず、新国立劇場ダンス公演Co.山田うん『オバケッタ』の舞台美術(2021年)を手がけ、「NHKおかあさんといっしょ(Eテレ)しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザインと美術制作や歌手あいみょんの「傷と悪魔と恋をした!」ツアーパンフレットの表紙および本文挿絵の制作を担当しています。さらに、2023年から3年にわたり「こどもの読書週間」ポスターの絵を担当するなど、多方面に活動を展開しています。
 展覧会のタイトル〈童堂賛歌〉とは、本展のためにつくられたことばです。「飽きることなく何十回でも何時間でもすべり台で遊び続ける、子どもの時間のとらえ方や感覚に象徴される「童」と、本屋や薬局、駄菓子屋などの店名にも使われ、「万物を受け入れる」という意味の「堂」が組み合わされています。
 本展では、活動初期から現在までの絵本原画の数々に加え、立体造形、映像作品などを一堂にご紹介します。展覧会は7つのテーマの部屋で構成され、まるで空間が大きな1冊の本になったようなしかけが満載です。エネルギーに満ちたザ・キャビンカンパニーの世界を身体全体でお楽しみください。

みどころ

09_ザ・キャビンカンパニー《アノコロの国》 2024年 撮影:吉森慎之介

ザ・キャビンカンパニー《アノコロの国》 2024年 撮影:吉森慎之介

人気絵本作家 ザ・キャビンカンパニーの関西初の大規模個展 “子どもから大人まで”わくわくが止まらない!

 40冊以上の絵本を発表、数々の賞を受賞し、企業やキャラクターとのコラボレーションも話題を呼ぶザ・キャビンカンパニー。本年、結成から16年目を迎える2人の公立美術館初の巡回大規模個展です。
ザ・キャビンカンパニーの世界を全身で感じられる本展は、お子さまにはもちろんのこと、かつては子どもであった大人の皆さまにとっても、きっと刺激的な体験になることでしょう。

04_ザ・キャビンカンパニー《オボロ屋敷》 2020年 撮影:橋本大

ザ・キャビンカンパニー《オボロ屋敷》 2020年 撮影:橋本大

絵本の世界に入り込む―原画はもちろん、アニメーションに、 巨大立体造形、さらには会場に廃校(アトリエ)が出現!?

 活動初期から現在までの絵本原画の数々に加え、影絵あそびから着想を得た映像作品《オボロ屋敷》や、段ボールや板、紙粘土などで作られた大小さまざまな立体作品から構成された大型インスタレーションを展示します。さらには2人の活動拠点である大分県由布市の元廃校のアトリエの様子も紹介。魅力的な作品が生まれるその背景にも触れていただけます。

06_ザ・キャビンカンパニー《しりたガエルのけけちゃま》 おかあさんといっしょ (NHK-Eテレ) 2023年 ©NHK

ザ・キャビンカンパニー《しりたガエルのけけちゃま》 おかあさんといっしょ (NHK-Eテレ) 2023年 ©NHK

けけちゃまに、あいみょん、ポケモンも!きっとあなたも知っているキャラや企業とのコラボ多数

 ザ・キャビンカンパニーはこれまで、さまざまなアーティストや企業とコラボレーションしてきました。NHK-Eテレ『おかあさんといっしょ』に登場する「しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザイン原画や、ミュージシャンあいみょんのツアー「傷と悪魔と恋をした!」のパンフレット原画、絵本『ポケモンのしま』原画など、貴重なコラボレーション資料の数々をご覧いただけます。

ソファーのある部屋

滋賀会場限定!本展に合わせた新作を披露

 展覧会場の中間地点に位置する「ソファのある部屋」で、本展に合わせた新作を発表予定。部屋から見える素敵な日本庭園の風景と、ザ・キャビンカンパニーの詩が融合する作品を、現在、鋭意制作中!
この機会、この場でしかみることができない作品です。

塗り絵などが楽しめるワークショップコーナー(ドロップインワークショップ)

 本展では、展覧会の最後に、鑑賞者がいつでも参加できるワークショップコーナー(ドロップインワークショップ)を設けます。ザ・キャビンカンパニーの塗り絵ができるほか、絵本の読み語りができる小さなステージなどもあり、展覧会とあわせてお楽しみいただけます。

会期

2025年6月21日(土)~9月7日(日)

休館日

毎週月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館)

開館時間

9:30-17:00(入場は16:30まで)

会場

滋賀県立美術館 展示室3ほか

観覧料

一般 1,200円(1,000円)
高校生・大学生 800円(600円)
小学生・中学生 600円(450円)

※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方とその介護者は無料

小さなお子さんがいる、障害があるなど、様々な理由で来館を迷っている方へ

当館では、展示室でもしーんと静かにする必要はなく、おしゃべりしながら過ごしていただけます。また、目が見えない、見えづらいなどの理由でサポートや展示解説をご希望される場合や、その他、ご来館にあたっての不安をあらかじめお伝えいただいた際には、事前の情報提供や当日のサポートのご希望に、可能な範囲で対応します。

主催

滋賀県立美術館、京都新聞

特別協賛

株式会社 海地獄、株式会社 タバタホールディングス、株式会社 明治、生活協同組合コープおおいた

後援

エフエム京都

チラシ

チラシ表ダウンロード(3MB)
チラシ裏ダウンロード(3MB)

プレスリリース

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作品リスト

作品リスト(和文)
List of Exhibits

関連イベント

◆ザ・キャビンカンパニーによる絵本読み語り
[要事前申込/抽選/無料]
本展の開幕日に、アーティスト本人による絵本の読み語りを開催します。イベント終了後、サイン会も予定しています。
日 時:6月21日(土)10:30~
場 所:滋賀県立美術館 木のホール
定 員:100名

◆ザ・キャビンカンパニーによるたいけんびじゅつかん
[要事前申込/抽選/要参加費(保護者の方のみ要観覧料)]
小・中学生とその保護者の方を対象に、アーティスト本人による本展の鑑賞とワークショップを組み合わせたイベントを開催します。
日 時:6月22日(日)13:00~15:30
場 所:滋賀県立美術館 ワークショップルーム
定 員:15名

◆学芸員によるギャラリートーク[事前申込不要/当日先着順/要観覧料]
本展の担当学芸員がみどころを解説します。
日 時:
【子ども向け】6月28日(土)10:30~11:30
【一   般】7月20日(日)、8月7日(木)14:00~15:00
場 所:滋賀県立美術館 展示室3
定 員:各回とも20名程度

◆託児の実施
日 時:6月22日(日)10:30〜13:00
場 所:滋賀県立美術館内
定 員:各回4名(事前予約制、先着順)
空きのある場合、当日参加も受付します。(先着順)
詳細・申込はこちらから

作家プロフィール

18_作家のポートレイト(左:阿部健太朗、右:吉岡紗希) 2023年 撮影:橋本大

作家のポートレイト(左:阿部健太朗、右:吉岡紗希) 2023年 撮影:橋本大

ザ・キャビンカンパニー

 阿部健太朗(1989-)と吉岡紗希(1988-)による二人組の絵本作家/美術家。ともに大分県生まれ。大分県由布市の廃校をアトリエにして、絵本・立体造形・アニメーションなどさまざまな作品を生み出し、国内外で発表している。デビュー作『だいおういかのいかたろう』(鈴木出版、2014年)で第20回日本絵本賞読者賞、『しんごうきピコリ』(あかね書房、2017年)で第23回日本絵本賞読者賞、『がっこうにまにあわない』(あかね書房、2022年)で第28回日本絵本賞受賞。『ゆうやけにとけていく』(小学館、2023年)で第71回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第29回日本絵本賞大賞受賞。

関連イベント