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滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

生誕150年 山元春挙

会期 2022年4月23日(土)〜6月19日(日)

山元春挙 《瑞祥》 1931(昭和6)年 足立美術館蔵

山元春挙《ロッキーの雪》 1905(明治38)年頃 髙島屋史料館蔵 (展示期間4月23日-5月22日)

山元春挙《山上楽園》 1922(大正11)年 京都市美術館蔵 (展示期間4月23日-5月22日)

山元春挙《奥山の春》 1933(昭和8)年 足立美術館蔵

山元春挙《義士の面影》 1931(昭和6)年 個人蔵

山元春挙《武陵桃源図》 1926(大正15)年 滋賀県立美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)

山元春挙《しぐれ来る瀞峡》 1931(昭和6)年 滋賀県立美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)

山元春挙《寒山帰牧》 明治30年代前半 京都市美術館蔵 (展示期間5月24日-6月19日)

山元春挙《春の海》 1928(昭和3)年 愛媛県美術館蔵(展示期間4月23日-5月22日)

山元春挙《万年雪図》 1915(大正4)年 滋賀県立美術館 (展示期間5月24日-6月19日)

開催概要

1872年に大津県膳所中ノ庄村(現、滋賀県大津市)に生まれた山元春挙は、近代京都画壇を代表する画家のひとりです。円山四条派の伝統を踏まえながらも力強く壮大な画風を創始し、明治、大正、昭和の画壇で華々しく活躍しました。特に、当時としては珍しい、カメラを活用した取材から生み出された風景表現は、春挙芸術の真髄と言えるでしょう。生誕150年を記念する本展では、館蔵作品のほか各地の春挙の代表作を紹介し、その画業を一望します。

見どころ

山元春挙 《瑞祥》

山元春挙 《瑞祥》 1931(昭和6)年 足立美術館蔵

力強く壮大な画風と華やかな色使いで京都画壇を魅了した山元春挙の生誕150年の節目の年に、初期から晩年までの創作の足跡を辿る当館コレクション各地の優品、合わせて約80件を展示(会期中に展示替えあり)

義士の面影

山元春挙《義士の面影》 1931(昭和6)年 個人蔵

竹内栖鳳とともに京都画壇を代表する重鎮であり、多くの作品が宮内庁御用画となり、1917(大正6)年には帝室技芸員に任命された巨匠の回顧展

蘆花浅水荘

春挙の別邸「蘆花浅水荘」(重要文化財)

春挙の別邸「蘆花浅水荘」(重要文化財)で、日本画体験のワークショップを開催するほか、記念講演会、ギャラリートーク、たいけんびじゅつかんのイベントも開催

山元春挙伝記マンガ ©河野沙也子

山元春挙伝記マンガ ©河野沙也子

山元春挙の伝記マンガを会場で配布

河野沙也子(かわの・さやこ) 日本画家。1996年、兵庫県生まれ。2019年、京都市立芸術大学美術学部日本画専攻卒業。2021年、同芸術大学修士課程美術研究科絵画専攻日本画修了。

会期

2022年4月23日(土)〜6月19日(日)

休館日

毎週月曜日

開館時間

9:30-17:00(入館は16:30まで)

会場

滋賀県立美術館 展示室3

観覧料

一般 1,200円(1,000円)
高・大生 800円(600円)
小・中生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※身体障害者手帳等をお持ちの方は無料

主催

滋賀県立美術館、京都新聞、生誕150年山元春挙展実行委員会

助成

一般財団法人地域創造

作品リスト

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チラシデータ

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プレスリリース

ダウンロード(1MB)

作家プロフィール

春挙肖像写真

山元春挙

山元春挙は、明治4年11月24日(西暦1872年1月4日)大津県膳所中ノ庄村(現、滋賀県大津市)に生まれました。一度は商家に養子に入ったものの絵の道が諦めきれず、十代の頃、京都の円山四条派の流れをくむ野村文挙に入門します。その後、「明治の応挙」と称された森寛斎に改めて師事。竹内栖鳳とともに、京都画壇の二大勢力として若いうちから頭角を現しました。
春挙の表現の特色は、力強く壮大な画風と華やかな色使いです。写真や科学技術に興味を持ち、油彩画の技法に着目するなどしながら、ダイナミックで華麗な風景画を得意としました。国内外の博覧会でも活躍し、その多くが宮内庁御用画となったことも注目されます。弟子の育成にも熱心に取り組み、春挙の力量と人柄を慕った弟子達が各地から集まりました。
1917(大正6)年には帝室技芸員に任命され、名実ともに京都画壇の中心的存在となりますが、1933(昭和8)年、病に倒れ急逝しました。

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