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企画展
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり
会期 2023年1月21日(土)〜3月26日(日)
開催概要
写真家、川内倫子は1972 年に滋賀県で生まれ、2001 年のデビュー以降、今日まで精力的に活動してきました。柔らかい光をはらんだ独特の淡い色調を特徴とし、人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さが写された川内の作品は、国内外で高く評価されています。
本展では、川内がこれまで発表したシリーズを織り交ぜつつ、地球との繋がりをテーマとする新しいシリーズの「M/E」に、コロナ禍における日常を撮影した新作群を加えて紹介します。
また、企画展の開催に合わせて、2023年1月11日(水)〜5月7日(日)に展示室2でも特集展示「川内倫子と滋賀」を開催いたします。
見どころ
故郷の滋賀でははじめての大規模個展
国内では6年ぶり、そして故郷である滋賀でははじめてとなる大規模個展です。この10年の活動に焦点を当て、未発表作品を織り交ぜながら川内の作品の本質に迫ります。
国内外で活躍する注目の作家
川内倫子は、デビュー作で写真界の芥川賞とも称される木村伊兵衛写真賞を受賞。2022年11月には、国際的な写真賞であるSony World Photography Award 2023特別功労賞を日本人ではじめて受賞するなど、国内外で高い評価を受けています。
写真にとどまらない表現
川内は、写真にとどまらず、これまでも映像作品の発表や文章の執筆を行ってきました。本展でも、写真に加え、映像作品やインスタレーションなど多彩な表現を展示します。
西日本では当館が唯一の開催
東京オペラシティアートギャラリー(2022年12月18日(日)までの開催)と当館の2館を巡回します。西日本では、当館が唯一の開催となります。
建築家 中山英之による会場デザイン
本展は、中山英之建築設計事務所が会場デザインを手がけます。川内の「自分が作品を制作する際に感じた感覚や経験を、展示空間において観賞者と共有したい」という想いに応えた空間が作り上げられます。
常設展でも特集展示「川内倫子と滋賀」を開催
本展の開催に合わせ、川内の作品の中でも特に滋賀との関わりの深いものを特集展示する「川内倫子と滋賀」を開催します。この特集展示では、川内が撮り続けた甲賀市の福祉施設「やまなみ工房」の作家たちの作品を川内の作品と同じ空間で展示します。
- 会期
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2023年1月21日(土)〜3月26日(日)
- 休館日
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毎週月曜日
- 開館時間
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9:30-17:00(入館は16:30まで)
- 会場
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滋賀県立美術館 展示室3
- 観覧料
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一般 1,300円(1,100円)
高・大生 900円(700円)
小・中生 700円(500円)
※( )内は20名以上の団体料金
※展示室1・2で同時開催している常設展も観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
- 主催
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滋賀県立美術館、朝日新聞社
- 協力
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一般社団法人KYOTOGRAPHIE
- 後援
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エフエム京都
- 会場デザイン
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中山英之建築設計事務所
- 巡回情報
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2022年10月8日(土)〜12月18日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー
巡回展「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」ホームページ
- チラシデータ
- プレスリリース
- 作品リスト
- シリーズ解説
作家プロフィール
川内倫子
写真家。1972年滋賀県に生まれる。2002年『うたたね』『花火』(リトルモア刊)の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(2005年)、『the eyes, the ears,』『Cui Cui』(共に2005年)、『Illuminance』(2011年、改訂版2021年)、『あめつち』(2013年)などがある。2009年にICP(International Center of Photography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞、2013年に芸術選奨文部科学大臣新人賞(2012年度)を受賞。主な国内での個展は、「Cui Cui」(2008年・ヴァンジ彫刻庭園美術館)、「照度 あめつち 影を見る」(2012年・東京都写真美術館)、「川が私を受け入れてくれた」(2016年・熊本市現代美術館)ほか多数。近刊に写真集『Des oiseaux』『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition』『やまなみ』『橙が実るまで』(田尻久子との共著)がある。