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9:30〜17:00
本日開館

滋賀県立美術館 Shiga Museum of Art

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企画展

“みかた”の多い美術館展 さわる知る 読む聞くあそぶ はなしあう 「うーん」と悩む 自分でつくる!

会期 2023年10月7日(土)〜11月19日(日)

今井祝雄《ヴォワイヤン》 1994-2010年 滋賀県立美術館蔵 ©︎Imai Norio

岡本高幸《とろける身体-古墳をひっくり返す》 2021年 撮影:岡本高幸

山口晃《厩圖2004》 2004年 滋賀県立美術館蔵 ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

藤岡祐機《無題》 2006年頃 滋賀県立美術館蔵

開催概要

 この展覧会では、作品をみることや、美術館で過ごすことの可能性を広げることを、狙いとしています。
 そのために、小さな子どものいる家族や視覚に障害のある方、外国にルーツのある方など、様々な方々と一緒にアイデアを出し合いました。
 話し合いの結果、さわったり、はなしあったり、写真を撮ったり、などなど、ちょっとかわった8つの“みかた”が生まれました。見るだけではない、いろいろな作品との出会いをお楽しみいただけます。

————————————————

映像作品《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》百瀬文

上映スケジュール
9:45〜 10:15〜 10:45〜 11:15〜
11:45〜 12:15〜 12:45〜 13:15〜
13:45〜 14:15〜 14:45〜 15:15〜
15:45〜 16:15〜

※上映途中の入場はできません。
※最終回は、16:15より開始します。
※聴覚障害のある方、視覚障害のある方に向けての、
テキストや点訳の情報補償を用意しています。
必要な方は、お近くのスタッフまでお声がけください。

いろいろな“みかた”

岡本高幸《とろける身体-古墳をひっくり返す》 2021年 撮影:岡本高幸

岡本高幸《とろける身体-古墳をひっくり返す》 2021年 撮影:岡本高幸

さわったり、聞いたりして、みる

2021年に大阪の国立民族学博物館で開催され、好評を博した「ユニバーサル・ミュージアム展」の出品作を中心に、一部の作品は、手でさわったり、音を楽しんだり。ときには作品の上にのっかって、全身で鑑賞することができます。

山口晃《厩圖2004》 2004年 滋賀県立美術館蔵 ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

山口晃《厩圖2004》 2004年 滋賀県立美術館蔵 ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

おはなしして、みる

作品のとなりに、「おはなし」が進むキーワード「おはなしのたね」を掲示します。友だちで、親子で、おはなししながらみると、作品をもっと楽しめるかもしれません。

藤岡祐機《無題》 2006年頃 滋賀県立美術館蔵

藤岡祐機《無題》 2006年頃 滋賀県立美術館蔵

いっそ自分でつくって、みる

自分の手をうごかして、絵をかいたり、切ったり、貼り付けたり、思いのままにつくることができるスペースがあります。付近のガラスケース内には、作品が展示されているので、その作品を鑑賞しながら、自分もつくることができる貴重な体験を提供します。

ほかにも

車椅子利用者の目線の高さに合わせた作品展示や、視覚と聴覚に同時に障害がある「盲ろう者」と協働したエリア、作品について思い思いのコメントを添えることができる仕組みなどを用意しています。

見どころ

✽滋賀県立美術館のコレクションを中心に、「見る」だけではない、様々な方法で楽しむ展覧会

✽普段はあまり美術館に来ない方々(小さな子ども連れ、障害のある方、県内に住む外国ルーツの方など)に提案してもらった理想の“みかた”を実現

✽2021年に国立民族学博物館で開催され、好評を博した「ユニバーサル・ミュージアム展」の出品作をはじめ、さわることのできる作品を展示

✽自分で手を動かして「つくる」コーナーを展示室内に展開

会期

2023年10月7日(土)〜11月19日(日)

休館日

毎週月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館)

開館時間

9:30-17:00(入場は16:30まで)

会場

滋賀県立美術館 展示室3

観覧料

一般 950円(800円)
高校生・大学生 600円(500円)
小学生・中学生 400円(300円)
※お支払いは現金のみ
※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料

主催

滋賀県立美術館

出品作家(予定)

今井祝雄、鵜飼結⼀朗、岡本⾼幸、ワシリー・カンディンスキー、神⼭清⼦、澤⽥真⼀、⽥代雄⼀、⽥中敦⼦、塔本シスコ、藤岡祐機、前川紘⼠、松井利夫、百瀬⽂、⼭⼝晃、
若林孝典、渡辺泰幸 ほか

企画

山田 創(滋賀県立美術館 学芸員)

関連イベント

◆ワークショップと講演会「さわるを楽しむ&学ぶ」 [要事前申込/抽選]
 触覚を深める体験と講義。触覚を起点に、これからのミュージアムのあり方を考える「ユニバーサル・ミュージアム研究会」との共同企画。
日程:10月8日(日)
会場:滋賀県立美術館 木のホール

1.ワークショップ「手ざわりで味わう絵本と文化財」
解説:吉田沙矢香(滋賀県立図書館)
   鈴木康二(公益財団法人滋賀県文化財保護協会)
時間:14:30~15:30
定員:20名

2.講演会「この子らから世に光を―『ユニバーサル・ミュージアム』という思想」
講師:広瀬浩二郎(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部 教授)
時間:15:30~16:30
定員:40名

※本イベントには、定員とは別に、ユニバーサル・ミュージアム研究会員も参加します。

◆たいけんびじゅつかん [要事前申込/抽選]
 小・中学生とその保護者対象の、展覧会鑑賞&創作体験。
日程:10月22日(日)
時間:13:00~15:30
定員:15名

◆(ほぼ)毎週末ギャラリートーク [事前申込不要/当日先着]
 当展覧会の担当学芸員が展示室を御案内。
日程:10月15日(日)、10月28日(土)、11月12日(日)、11月18日(土)
時間:14:00~15:00
定員:各回20名

チラシ

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プレスリリース

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作品リスト

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小さなお子さんがいる、障害があるなど、様々な理由で来館を迷っている方へ

 当館では、しーんと静かにする必要はなく、おしゃべりしながら、ご観覧いただけます。さらにこの展覧会では、「やさしい言葉や点訳にした解説文」、「さわったり、つくったりするコーナー」を用意し、身体や心の違いに関わらず、多くの方々に楽しんでいただけるよう取り組みます。
 その他、ご来館にあたっての不安がある場合は、[お問い合わせ]からご連絡ください。事前の情報提供や当日のサポートのご希望に、可能な範囲で対応します。